sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

自転車の空気を入れるところのキャップは締めすぎてはいけない

 タイヤに空気を入れるところ(バルブ)に、ゴムのキャップをつけますよね。
あれ、締め過ぎちゃいけません。

 私、いろいろなものを締めすぎる傾向があるようで(ちゃんと締まっていない事に対する不安の裏返し?)、どうやら今回、無意識にきゅーっと締めちゃったみたいなんですよ。 空気を入れようとして捻っても、なかなか取れない。 あれ?違うところが回っている気がするぞ、と思った矢先、ブランジャーっていうんですか? あれを、吹っ飛ばしてしまいました。タイヤの空気が全部抜けて、その勢いで吹っ飛んでいったのです。びっくりしたぁ。 

 幸い、ブランジャーはすぐ近くの柔らかいところに落ちて無事でしたので、再セットして(ちゃんと?締めました)、空気を入れなおして完了。 こんどはキャップをやさしく締めました。


 こんな所にも落とし穴が・・・というお話でした。

etrexとedgeを同時に使うためにRECマウントを取り付けた

 記録するために動く、記録できないなら動かない(笑)というくらいの私なので、このあたりの環境には真っ先に取り組みます。携帯用ポンプもパンク修理の換えチューブも持っていないのに、こういうところは動きが早い。

やりたかったのは、今回新たに買った EDGE 130 PLUS と、以前から持っていた etrex 20x を同時に搭載すること。もしかしたら etrex のほうは(130のみで十分と判断できれば)使わなくなることもあるかなーとは思いながらも、とりあえず GARMINマウントにしておけば色々なものを取り付けられそうな感じだったので、えいやとダブルマウントに。

f:id:sakaik:20201005230930p:plain


 使ったのは、これ。

 この世界に興味を持つまで、RECマウントなんて聞いたこともなかったわけですが(当然)、種類が色々あって楽しいですね。ついごちゃちゃとあれもこれもつけてしまいそうで、自重しないと(笑)。

 このマウントに、EDGE 130 PLUS のほうは問題なくそのままセットできます。
etrex 20x のほうは、そのままでは、このマウントにはくっつきません。 検索してみると、色々あるのですが、etrexの裏蓋自体を加工する必要があるものは、いったん加工したら取り外しは難しいこと、別途加工用の裏蓋を手に入れようにもすでに販売されていないことなどから、採用したくないなと思っていました。こんなときに、救世主はいるものです。3Dプリンタを活用できる便利な時代ですね。
 
make.dmm.com


 設計/製作された方のブログは、こちら。こういうのをさくっと設計して試せるのって、すごいなぁと思います。3Dプリンタ自体は、安いモノであれば、ちょっと頑張れば買えるお値段にはなってきましたが、「ここにぴったり合う部品が欲しい」と思ってそれを形にしてしまう事には、大変憧れます。

oyajiroadrider.blogspot.com


 まだ、ツメがかちっと入るところまで押し込めていないのですが、そう簡単に外れる心配はなさそうだったので、念のためストラップをつけて使って見ることにしました。2,3回の外出ですが、非常に快適です。素晴らしいものを作っていただき、そして提供していただき、ありがとうございます!!


 ちなみに、現在この2つをマウントしていますが、どうも etrex 30x (および後継の 32x)にはケイデンスや高度の情報も扱えるようになっているようで、もしかして それを使えば 130 PLUS 要らなくなるんじゃない?などと思ってしまいました(まぁ、この小型さが魅力なので、使い続けると思いますが)

eTrex 32x

eTrex 32x

  • メディア: スポーツ用品
GARMIN(ガーミン) Etrex 20x 英語版 010-01508-00

GARMIN(ガーミン) Etrex 20x 英語版 010-01508-00

  • メディア: Wireless Phone Accessory

ガーミン EDGE 130 PLUS を選んだわけ

 私にとっては「自転車を買うならサイコン必須」というわけで、機種選定に楽しい時間を過ごしました。

GPSロガーとしては、今まで何機種も使ってきて、この2年間ほどは、GARMINetrex 20x が旅のお供でした。それ以前のログがとっちらかってしまって、直近2年分(つまり etrexのログ)しかプロットできていないのですが、こんな感じで、行った先の記録を取るのが好きなのです。
f:id:sakaik:20201005185954p:plain


 サイコンは結局 GARMIN の EDGE 130 PLUS にしたわけですが、その選定理由

GNSS が正確

 折角記録を取っても、それがずれまくっていたり、ポイントが暴れまくったりしていては、テンション落ちるというものです(感覚には個人差があります。だいたいこの辺を通ったという記録で十分という方もいるでしょう)。本機は、GPSのほかに、みちびきやGLONASSなどの衛星の信号も使ってくれるので、精度については期待できます。これよりも安いサイコンも検討に入っていたのですが、最終的に「精度重視」で本機に決めた次第

センサーがついている

 正確にいうと、センサーをつけた「セット」として販売されているものがある、という話で、EDGE 130 PLUS だけを単体で買うこともできます。
まだよく分かっていない私にとっては、相性問題などで接続に苦労するのは、自分の楽しみたい範疇ではないので、オールインワンになっているのは大変助かります。
ちなみにセンサーは2つ。

  • ケイデンスセンサー: ペダル、、、じゃなかった、クランクに取り付けます。これもゴムみたいなものでくるりと抱かせる設置法。1分間に何回クランクを回したのかを計測します
  • スピードセンサー:後輪のハブに巻き付けて使用します。電池で動いているみたいですが、それなりに(1年とかもう少し?)持つみたい。

 これらのセンサーは無線で、EDGE 130 PLUS にデータを送りつけてくれます。

ガーミンである

 
 etrex 20x を2年間使ってきて満足しているので、間違いはなかろうと。

軽くて小さい

 GARMINの中で上位機種にするか、これにするかの選択には、迷うことなくこちら(130)を選びました。上位機種はカラーになったり、タッチパネルだったり、地図がちゃんと表示されたりする点が魅力ですが、いかんせん、大きい。etrex併用(こちらも今までどおりにGPSログを記録するために連れて歩く予定)を考えると、回転数や距離、速度などの機能(もちろん記録用途でもあるのでGPSの精度も)さえあれば良いので、この小ささがとても魅力となりました。上位機種が同じような大きさだったら、もうちょっと迷ったかもしれませんが。
 EDGE 130 PLUS では、予めPCやスマホで作った「ルート」を転送して、ライド中に参照することができるのですが、地図はなく、通る道(ここで曲がる、とかここで大きくカーブする)のみが表示されます。地図がないけど、実際に使って見た感想としては、これで十分便利と感じました。(ここぞというときに etrex のほうの地図を参照しているから困らなかったという面もありますが。この話はまたおいおい)



 ということで、まだ数回の使用ですが、コースのナビゲーション、走った位置や速度等の記録など、今のところ期待通り(いやいや期待以上)で満足しています。


リンクは、今回選んだ 130plus と、最上位機種 1030plus。

サイコンのマウント設置に戸惑った笑い話

 測定魔を自認する私ですから、自転車に乗る以上はログを取ります。いろんなところに行きたい、行った記録を残したい、と。
そんなわけで、自転車を注文してから納車までの一週間の間に購入したのが、ガーミンの EDGE 130 PLUS です。これ自体については書きたいことも多くあるので、また別途として、今回は、最初の取り付けで戸惑った笑い話を。


 サイコン(サイクルコンピュータ)を自転車に設置するには、マウンターを自転車に取り付けておきます。サイコン本体は必要なときに自転車にとりつけて、離れるときには取り外す、という使い方をします。マウントのおかげで、この着脱がラクにできるというわけですね。

 これがマウント。

f:id:sakaik:20201005182851p:plain

 ハンドルかステムに取り付けることになっているようで、私はステムに取り付けることにしました。
太いゴムでステムをくるりと巻くようにして留めるとのことでしたが、ゴムが短すぎて全然ひとまわりできません。落ちないようにぐーっと引っ張って取り付けるのかなぁと思ったものの、それにしても全然届かない。
 はい、私、このように留めようとして頑張っていました。

f:id:sakaik:20201005183338p:plain


 1本のゴムで、左側2カ所のツメにひっかけて、くるりと回して右側2カ所のツメにひっかけようと。
 数分間、あぁでもないこぉでもない(ステムじゃないところにつけるのだろうか、という仮説まで飛び出す始末)と悩みました。
たどりついた結論は「ゴムを2本つかって留めるのが正解」。

f:id:sakaik:20201005183700p:plain f:id:sakaik:20201005183740p:plain


 こんなことでも、ひとつひとつが楽しい。あぁビギナーっていいなぁと感じるのでした。



 取り付け結果。

f:id:sakaik:20200927204641j:plain



 実はこのマウント、1回使っただけですぐに、RECマウントに置き換えてしまうんですけどね(笑)。


自転車に乗ってもお尻が痛くなくなった

 いや、まだ3回程度のライドで判断するのは早計ですが、第2回目の10km程度のライドでかなり打ち付けたような痛みを感じた座骨が、本日25kmほどのライドでは、あまり気にならない程度には痛く感じませんでした。
 前回飛ばしすぎて、お尻は痛いわ息が苦しいわ太ももはパンパンだわで、自転車つらい、と感じてしまったので、今日は「ゆったりおさんぽ」の気分で走ってみました。我孫子市内の利根川の土手をメインに。河川敷で行われている各種スポーツを眺めながら、ケイデンスを80以上になるように軽いギアをくるくる回してみました(前回までで、概ね70ちょっとで回すのを私は自然に感じるようだと分かったので、それよりも速めを意識しました)。なんだか、自分の中で「自転車はこういう重さを感じるペダルをぐいぐい踏まないといけない」みたいな思いこみがあったようで、軽いギアでくるくる回した今日のライド後にふとももが全然疲れていない感覚に驚きました。もう一段重いギアにすれば速度は上がるのですが「遅くたっていいじゃない」の気持ちで、楽しく乗れたと思います。

 もうひとつ今日試してみたのが、お尻が痛くなる件。たぶん分かった気がする(と浅い経験で思ってしまうのも、初心者故の楽しみだとご了解いただけましたら)。比較的ガタガタする道で漕いでいるときに「しっかりとバイクを押さえなきゃ」という思いがあったのか、お尻をぐっとサドルに押しつけて漕いていました。実際は、ガタガタするのにあわせてお尻はサドルから少し浮き、そして(自らの意志により)サドルに打ち付ける、ということを繰り返していることがわかりました。こりゃ痛くなるに決まってる(笑)。座骨ぺんぺん状態。
 そんなわけで今日は、ガタガタする所ではお尻がなるべくサドルに触れないように少し浮かせて漕ぐ、ということをやったら、あまり痛くなくなった次第。少しだけ感じる痛みは、これに気づく前に打ち付けていたものだと思うことにします(都合良く考える)。 ただ、このときに、足と手にどれくらいの力をかけるのか、というか、重心をどこに意識したらいいのだろうこあ、とか、まだ全然わかっていないので、こういう点も含めて「いろいろな乗り方」を習得していけたらと思っています。

 本日3回目のライドで、累計約60km(本当は300mくらい足りない)。まずは1日で100km程度のおでかけができたら楽しそうだな、というところを目標に、ゆるゆると楽しんでいきたいと思います。


追記:翌日乗ったら、もう、乗った瞬間から座骨が痛かったです。ぜんぜん克服できてなかった(笑)。乗ってしばらくすると忘れるのか、うまく当たらないように乗っていたのか、ずっと痛いという感じではなかったものの、帰宅後はやっぱり、押してみると痛みを感じる、ということで、まだまだ乗り方、イケてないようです。

Kindle Unlimited は自転車入門者にとっての楽園

 新しい分野に首をつっこみ始めた時って、楽しいですよね。全然知らなかった世界のことがすごい勢いで入ってくる。見るモノ聞くモノ触るモノ、みんな新鮮で新しい体験の連続。まさにエクスペリエンス。何言ってるかよくわからなくなってきましたが、自分がこのフェーズにいる時にしか得られない体験・感覚を残しておきたくて、こうやって書いてる次第です。

 いろんな情報に触れたい、と思っている自転車初心者にとって活用したいのが、Kindle Unlimited。月額固定料金で、Unlimited 対象になっている書籍や雑誌が読み放題になるサービスです。読みたい本が全然 Unlimited 対象になっていない分野も多くある中で、自転車については、非常に恵まれた環境にあります。

 ここで一応私自身のスペック(というか環境というか生活習慣というか)を説明しておくと、普段からそれなりの Amazon 使いで、もちろん Amazon Prime 契約済(今回の話とは関係ないかもしれない)、Kindle は国内で販売されたフラグシップ端末の7割くらいは買っているという程度には電子書籍好き(これも今回の話とは関係ない)、Kindle Unlimited 契約済、普段から iPad(9.7 inch)で新聞や雑誌や書籍を読む週間あり、です。iPadKindle アプリをインストールして、そこでAmazonにログインして、読み放題本や購入した電子書籍を読む、という感じですね。

 話を戻すと、自転車分野に関しては、2大雑誌である Cycle Sports と BiCYCLE CLUB の2誌がともにUnlimited対象になっているほか、ムック類でもUnlimited対象になっているものが非常に多いのです。特に雑誌は過去のものも含めて読み放題なので、気になる記事がありそうなものを片っ端から開いて、まさに貪るように読みました。ペダリングなどのテクニカルな話や、機材・部品・道具等に関する話、ローラー台(というかスマートトレーナー)の話、そして私が大好きなのが、自転車でこんなところ行ってきました系の記事。自分もいつか、それくらいのロングライドをできるようになりたいな、というモチベーションを、ぐいぐいと引っ張り上げてくれました。

 ということで、わざわざこれだけのために契約したりiPad買ったりという程でもないとは思いますが、環境が整っている方、整えることができる方にとっては、楽園のような Kindle Unlimited。お勧めです。本を作ってくださった方に対しては、こんなに軽い読み方をしてしまって申し訳ない気分になる面もありますが、とても助かっています。楽しませていただいています。ありがとうございます。


Kindle Unlimited を確認する


●お世話になった本(一部)

今期のNHK語学講座(2019年秋)

 10年以上もだらだらと書いてきたし、今期は見る時間も全然取れなくなってしまったので、もういいかな、と思っていたのですが、幸か不幸か(基本的には不幸な出来事ではあるけど、語学番組ウォッチャーとしては幸い)コロナ禍で時間に余裕ができたので、録画してあったユーロ4言語番組を少しずつ見ることができました。2019年10月~2020年3月(再放送は2020年4月~9月)放送の番組をこんなタイミングで書くのも何かなと思ったのですが、折角なのでメモとして。

 毎度のお断りですが、「語学学習番組」のレビューだと思って読む人は、きっとがっかりします。私にとってこれらの番組は「語学バラエティ」という位置づけで「なんとなく外国語の雰囲気を味わいながら、各地の景色、食べ物、人を、"旅人"さんの感性を通して楽しむ」ことに喜びを感じている次第です。

全体概要

 今期の大きな特徴として、次の2つが挙げられます。

  • 4言語の旅人構成が、女2人男2人になった!(従来は女1人男1人)
  • フランス語がついに男性になった!(従来は不可侵の "女優枠" っぽい雰囲気があった)

 3シーズン製作してきた経験をもとに、全体として随分とこなれてきたなという印象があります。"旅人"さんも、一生懸命に「語学番組の中のサンプルを演じる」という様子はなく(もちろん、自分の役割に対してすっごく責任感を持ち、すっごく気を配っているなということは感じます)、自然体で旅を楽しんでいる様子を、こちらも楽しませていただきました。

旅するスペイン語

 シシド・カフカさんが "旅人"。そして、福嶌先生が監修に復帰。福嶌先生と言えば、もうこれは何年間でも言い続けますが「伝説の(ふざけた)語学講座」を作り上げた大先生でして、特に、スタジオに芸人10人くらいを集めて番組内でスペイン語を学習させ、毎月のテストで2人くらいずつ落としていくという、あの恐ろしい趣向は今でも忘れられません。またやってほしい(笑)。

 さて、シシド・カフカさんの旅。今回はスペインを離れてアルゼンチンの旅です。案内人も第1シーズからずっとつとめられたジン・ライラさんから サンティアゴ・エレーラさんへ。(ジンさんの時々強引な感じでもあるエスコートは結構好きでした。サンティアゴさんは、ご自身は一歩引いてさりげなく案内してくれるイメージ)

 カフカさん、2年間アルゼンチンに住んだことがあるそうで、なんだ、第1回から結構スペイン語ペラペラしゃべっているじゃないですか。一生懸命語学を、文法を学びながら旅するというよりも、既にある程度できるスペイン語をベースに少しずつ使える範囲を増やしていくというフェーズですね。そのぶん、旅番組として楽しんでいる私には全体として濃厚になったように感じました。

 どの回も楽しく鑑賞した中、とくに印象に残った回、私が「神回」と呼ぶ回を紹介。

 楽器好きな私なので、幻の楽器(自分が直接目にする機会はほぼない楽器)であるバンドネオンの構造や作り方を見せてもらえるこの回には大興奮。バンドネオンってもう今は作っていない(いい楽器は誰かの中古が出てくるのを待っている状態)と聞いていたので、こうやって今も作られ続けていることを知り嬉しく思いました(ただし、何ヶ月だったか何年だったか待ちの模様)。

 アンデスの山の中で、民族楽器の演奏に合わせて踊りまくる悪魔たち。ノリが非常に良くて、言うことがちょっとお茶目で、大笑いしながら見ました。

旅するフランス語

 今回の南仏への "旅人" は、東京バレエ団プリンシパルの 柄本(つかもと)弾さん。番組途中からオープニング映像に使われるようになった、川沿いでくるくる回ってジャンプしてからポーズを決める映像だけで、かっこいいー!とため息が出ます。一芸枠(雅楽師だったり、能楽師だったり、バイオリン弾きだったり)の方々は、その世界のズバ抜けた実績を元に現地で交流する様子が大好きです。
 そんなわけで、今シーズンの「神回」は、トゥールーズのキャピトルバレエ団への武者修行の回。一応は語学番組ですから、随分と圧縮された映像になってしまいましたが、NHKの別番組としてこのレッスンの模様だけで2時間くらいの番組として見せてもらいたいくらいです。

旅するイタリア語

 俳優の 小関裕太さんが "旅人"。今シーズンはひたすらシチリア島を巡ります。シチリア島って、なんとなく地図を眺めている程度だと「蹴っ飛ばされ役」ということもあってか、イタリアのさきっぽにちょっとある島、くらいのイメージを持っていたのですが、結構大きな島なのですね。ざっくりと、九州本島と四国を足して2で割ったくらいの面積になります。
 マフィアの歴史を取り上げたりなど、かつての(「旅する」の前のスタジオ講座で東ドイツ時代の体験などを取り上げた)ドイツ語講座に匹敵する感銘を受けました。この語学講座、ときどきこういう重い話題を持ってくるから困る(褒め言葉 )。

旅するドイツ語

 俳優の佐藤めぐみさんが "旅人"。パンが大好きで、ヒマさえあればパン屋さんを巡って珍しいパンを探している(というイメージ。実際はそこまでパン尽くしでもなく、ちゃんとバランスのとれた構成になっていました)。前半はシュヴァルツヴァルト(黒い森)の周辺を散策。収録の最初のほうでは「番組の収録だし、呑んじゃってもいいのかな?」と遠慮がちにビールに口をつけていた佐藤さんが、数回あとの回では「なんだ。この番組はこれでいいのか」とコツを掴んだようで、ぐびびっと豪勢にビールを口に運ぶようになった適応力(笑)が素晴らしい。そうです。この番組は、"旅人" さんに心から楽しんでもらいたいんです。今シーズンのドイツ語には楽しんでいる感が全体に流れていて、心地よかったです。
 フライブルグを中心に、スイスのバーゼルに足を伸ばしたり(バーゼルってドイツとフランスの国境に少し突き出すような場所にあったんですね。知らなかった)、鳥ベルクの時計屋さん(カッコー時計がたくさん!)、その他シュヴァルツバルト付近のたくさんの街を訪問しました。いま改めて全24回のタイトルを眺めてみると、いや彼女、本当に食べまくって呑みまくっていますね。ビールにワインにビールにビール(笑)。第1シーズンのスペイン語並みに(笑)。楽しい旅だったなぁ。ジンさんとのコンビでスペイン語にも挑戦してもらいたいところです(きっと、また呑みまくれる)。

 面白いのが、初回放送(10月~3月)と、リピート放送(4月~9月)でタイトルが変わっていること。
10月に放送された第1回は、「フライブルク街歩き♪」というタイトルでした。数ヶ月間旅をして、パンをいっぱい食べて、この番組の色が見えてきた最終回(第24回)のタイトルは「パンに始まりパンに終わる黒い森の旅」。きれいにまとまりましたね。 そう、そしてこの最終回タイトルにするためには、第1回のタイトルには問題があります。 そして4月の再放送第1回。タイトルが「黒い森のドイツパン」。いいですね!! これでパンに始まりパンに終われるようになりました。こういう細かい作り手のこだわりって、結構好きです。



 ということで、大変に遅ればせながら、「もうやめてもいいかな」と思っていた語学講座鑑賞日記を、結局書いてしまいました(笑)。