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sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

今期のNHK語学講座(2012)

NHKテレビ語学番組レビューを毎年お楽しみにしてくださっているみなさま、お待たせしました!

何かとスケジュールが重なってしまい、見てはいるものの日記を書く時間が取れない状態で、4月下旬となってしまいました。えぇ、もちろん今年も4月は新作全語学番組を見ていますよ!

2012年前期は、ロシア語を除くすべてが新作。今年も 「EURO24」として統一感のある進行をしているイタリア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語のほか、中国語、ハングル、そしてアラビア語までもが新作です。


 あらかじめ毎年のおことわりではございますが、私にとってNHK語学講座は「語学バラエティ」です。各言語の背景となる文化や観光などを知り、そして楽しむことが最大の目的となっていますので、まじめにその言語を学習したい方とは視点が異なると思います。あらかじめご了承くださいませ。


EURO24全体

 各言語の前に、まずはEURO24全体を通しての印象。

全体として町歩きを通して同じような表現を学んでいこうというものです。特定言語だけに閉じこもらずに、幅広く他の言語にも興味を持ってみてね、という制作側のメッセージが、まさに私の「語学バラエティ」的な楽しみ方にはマッチしています。

 今年は毎月1回、各言語を比較するコーナーを設けるようで、4月は「早口ことば」。各言語での早口言葉を紹介していていました。それぞれの講座の言語に応じてビデオクリップを編集しているので、普段は特定言語の講座しか見ていない方も第4週だけは他の言語も視聴してみると楽しいと思います。

 しっかりと記録をとって比較したわけではないので、あくまでも印象値ですが「EURO24」という横断的な取り組みも数年目(3年目くらい?)に入って、当初見られた、変に肩を張って同じ事をやろうとする違和感が随分取れて、「横断感を出しつつ、各言語それぞれのスタイルで番組を作る」自然な作りになってきたように感じました。



 では、以下、各言語。


フランス語

 パリ、マルセイユツールーズの街をめぐる旅。ギターの村治さんが生徒役(ナビゲータ)。先生(男性)がこれまた、すごく良い声をしているんだ。惚れそう(笑)。

 ツールドフランスだけでは見られないフランスに触れることができるのが楽しみです。

イタリア語

 数年前の「イタレンジャー」があまりに強烈だったので、毎度あれを期待してしまいます。ハードル上がってる(笑)。その視点で見ると、今年のイタリア語は、おとなしく、普通な感じです。イタレンジャーでの「おとこーーーぉ(男性名詞)」「おんなーーぁ(女性名詞)」は、もはや伝説と言って良いでしょう。

 主にローマの街を紹介してくれるようです。


ドイツ語

 ハンブルグを中心に紹介してくれるようです。サッシャさんという、ツールドフランスの中継をするお仕事の人(←やや誤認あり)がいるのですが、ここ数年ドイツ語講座でも、くまっちなどのキャラの声を担当していました。ドイツ語の発音もきれいで日本語も普通にお話できる貴重な資源です。今年はそのサッシャさんが、ビデオクリップのフルドイツ語のナレーションを担当されています!びっくりしましたというのも変なのですが、改めてサッシャさん、良い声ですねー。

 スタジオのCGは以前のアラビア語のバルコニーシーンに少し似ている気が(笑)。

ナビゲータの勝村さんのご趣味がサッカーだそうで、表現の練習などにサッカーを取り入れているのが珍しいですが、私は興味がないのでふぅんという感じ。


スペイン語

 バルセロナを中心に。まじめで堅物そうなのに実はもの凄くノリの良い福嶌先生登場です。やたらと生徒数の多かった(そして毎月生徒が減っていく鬼のような)ある意味伝説の「NHK語学講座」をやった先生でもあります(たしか。。)。

 サグラダファミリアの中に入ったり登ったり関係者に話を聞いたり、もうこれだけでも私の期待する「語学バラエティー」の旅編としては大満足の番組です。下手な旅番組を見るより、ずっと良いです!

 スペイン語のことわざを紹介するコーナーでは、アレとマジの2人が国内ロケを実施したビデオクリップを元にして、ことわざを通してスペイン文化を紹介してくれます。音楽も楽しくて、お二人の人柄にも惹かれて、このコーナー、大好きです!



中国語

 これはすごい。充実しています、今年の中国語。阿部力さんという方が出てきて、生徒役かなと思ったら、中国語ぺらぺら。生徒はお笑いの田中直樹さんという方でした。ちょっとわざとらしくもあるけれども、学ぶ姿勢がとっても良くて(時に素ボケで)、魅力的です。

 ビデオクリップは昨年の「ルパン系」を踏襲した雰囲気(それに、ためしてガッテンを足したような感じか)。中国に支社長として赴任した日本人の悪戦苦闘を描くミニドラマです。中国語を話せない「ダメ日本人」役のかたが、「こうなったらいいのに」的なグッドシチュエーションのビデオクリップで、滅茶苦茶上手な中国語を語っているので、笑ってしまいました。できるんやん、あんた!(笑)。

 ロールプレイのコーナーでは工夫をこらして、今日おぼえた表現を実際のシーンで使えるようになるための脳みそを使わされるのが良いと思いました。相手役の女性の方(段さん)も魅力的ですね。

 全体として「阿部ちゃん」に色々教えて貰いながら進んでいく感じの田中さんの役割がとても光っているという印象を受けました。

 今年のイチオシのシリーズです。


ハングル

 「またK-POPで客引きか」と拒否反応さえ出てしまう近年の韓国語。客層がそうなのだから仕方ないのでしょうね(笑)。今年のK-POP担当は、昨年の超新星にかわって、2PM。やはりSMAP系というか、器用に寸劇をこなしつつ色々な表現を教えてくれます。こういうことができるグループがいっぱいあるんですね、韓国って。日本だとSMAP以外に思いつかないなー。似合わなそうだけどEXILEとか意外と上手にこなしそうな気もしますが。

 韓国語はどうしても最初の1ヶ月は文字の練習ばかりになるので、なかなか退屈です。やむを得ないのでしょうけれど、いずれの年かでぜひ、「文字はテキストで説明しているから、番組では大きな時間はとらない。番組では表現や文化を学ぶ時間を多く取る」というスタンスでの番組作りに挑戦してもらいたいものです。



アラビア語

 今春の新作番組。写真家の渡辺陽一氏を生徒役に起用したのが目玉でしょう。

「船に乗り間違えました」「じゃぁ一緒にアラビア語を学びましょう」って、全然意味のわからない強引なシナリオは、脱力系を狙ったものでしょうか。

 個人的には実は渡辺氏の話し方は非常に苦手で、じれったく感じるのですが、この番組には彼のその特徴が上手に活かされているなと感じました。ディレクターの眼力、恐るべし。先生方も上手にしかしゆったりとした日本語を話してくれるので、3人ともテンポ感がぴったりで、思わず「3人とも、日本語、お上手ですね。」と感じてしまいました(笑)。

 ビデオクリップは、盗まれた富豪の宝物を探し出すという、緊迫感のあるもの。そしてテキストは、原語の真下に発音が書いていないのがとても良いです!見開きの反対側のページ(訳が書いてあるページ)に一緒にカタカナで発音が書いてあるのですが、これにより、原語を見た時についカタカナを読んでしまうことがなくて、非常に良いです!アラビア語に関しては、右書き左書きの問題もあるのでこうなっているのかもしれませんが、これはぜひ他の言語でも採用してもらいたいです!

 それから、楽しみにしている人も多い師岡カリーマさんも、コーナーを一つ持っていますので、ファンの方は見られると良いでしょう:-)


英語系(後日追記や書き換えするかもしれません)

 あまり見ていないのですが、オマケとして。

英語系は、トラッドジャパンが昨年の再放送(第2シーズン)。

おとなの基礎英語はちょっと見たけど無意味なテンションの高さについていけず、一応録画したけどそのままあまり見てません。

3ヶ月トピックは「SNSで磨く」というテーマで、興味もあり、じっくりと見たいので録画だけして、まだ見始めていない状態。どんな感じでしょうね。

テレビで基礎英語は、このテンポ感、だめですわ私。最初数分間実質的な番組が始まらないなど、まるでフジテレビのフィギュアスケート中継みたい。

プレキソは再放送ですが、エンディングの「ABCのうた」が気に入っていました。途中の文字から始めたり、逆順にしたり、結構必死に(ムキになって)歌ってしまいます。

 あとはラジオですが、「英会話タイムトライアル」という番組が新規に始まっています。SPRだったかな、瞬発力を鍛えるトレーニングと、そのテンポ感が心地良い番組です。NHKのサイト上で番組音声を聞くことができます。



 ということで、今年もそれぞれに特徴のある魅力的な番組の多い、NHKの語学バラエティ、、、おっと、、、語学番組、でした。それにしても、あれから数年経ったのに「イタレンジャーショック」の心の傷がまだ癒えない(つまり、アレを期待してしまう)のは、あの番組がいかに伝説の番組だったかの証と言えるでしょう。そろそろ来年あたりにでも「帰って来たイタレンジャー」「イタレンジャーよ永久に」「もーひとつのイタレンジャー」などの続編を企画いただけることを期待するところであります。





○参考

2011年の:http://sakaiklife.hateblo.jp/entry/20110405/nhkgogaku2011
2010年の:http://sakaiklife.hateblo.jp/entry/20100504/nhkgogaku2010
2009年の:http://sakaiklife.hateblo.jp/entry/20090410/nhkgogaku2009
2008年の:http://sakaiklife.hateblo.jp/entry/20080407/nhkgogaku2008


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