sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

今期のNHK語学講座(2011)

 新学期(3/28から)が始まって、一週間が経ちました(NHK的な意味で)。

今期も最初の1ヶ月くらい(だけ!)見ています、NHKの語学講座。なんというか、もう「定点観測」みたいです。

 今期は、アラビア語とロシア語が再放送です(アラビア語は10月シーズンで新作が出るようです)。

 なお予めおことわりですが、私はNHKの語学講座は語学習得の目的ではなく「語学バラエティ」として見ています。学習したい方とは視点がちがうと思いますので、ご了承くださいませ。


今年も欧州4言語 EURO24 やってます。欧州4言語は10月シーズンはすべて過去の再放送。

中国語

 ビデオクリップは、中国で買付を行う日本人女性の行動を軸にしたもの。通訳さんと一緒にお店に行ってお話したり、カフェで色々教えてもらったり。そのビデオクリップのジングルがルパン三世なのに笑ってしまいました。

 番組内でバーで色々教えてもらうコーナーでは、マスターが、不思議な雰囲気をだすおじさん。このコーナー好きだわ。「中国語は繰り返しが好き」とか。印象に残る、ちょっとした中国語や中国の習慣のTIPSなどを教えてもらえそうです。

 最後5分は「とっさのビジネス中国語」のコーナー(というか別番組なのかな、一応)。「日本の中で見る中国語」というコンセプトなのか、アキヨドでの中国語での接客風景を紹介していました。海を渡った他の国ではなく、自分たちのより身近なところで中国語が使われているという緊張感と親近感が、すごく良いと思いました。


イタリア語

 イタリア語は、イタレンジャーで反省したのかおとなしめの印象。イタレンジャーで見る側の期待値が上がりすぎて、ちょっとおもしろいことをやっても印象薄くなってしまうという後遺症があります(笑)。

 先生は、おなじみマリアさん

 メインのビデオクリップではイタリアのおうちにおじゃまして、自然な会話をたくさん聞かせてくれるのが好印象でした。また、後半のビデオクリップでは日本でお店をやっているイタリア人シェフさんの買い出し風景など、身近感の演出もGOOD。ここでもマリアさんが同行して実況するというスタイルで、とにかくイタリア語の響きを聞かせてくれるのがうれしい。

 そのシェフさん。「アニメとか見てだいこんは日本の象徴だと思っていた」「日本に来て、初めてだいこんを見て「ほんとにあるんだ!」と感動した話とか、おもしろーい。


ハングル

 とても明るい雰囲気で、ついニコニコして見てしまう今年のハングル講座。色使いのせいとおにいさんの笑顔が相まって、イメージは「おかあさんといっしょ」。

 ハングル講座というと、ここ数年は「映画とアイドルでオバチャン引きつけておこう作戦」がミエミエで比較的関心が薄かったのですが、今年は少し一般受けしそうな印象を受けました。

 新世紀?新世界?とかいう韓国アイドルの起用で最初は「また韓国語はドラマとアイドルで客引きしているのか」と思っていたけど、見てみると、彼らなかなかいいですよ! 器用にいろいろこなせる感じで、一生懸命伝えてくれよう&楽しませようとしてくれて、つまり自然な会話の雰囲気を味わえる気分。そして、メンバそれぞれ個性豊か。さながら韓国のSMAP?

 今のところ今シーズンの個人的一押しかな。


追記:「超新星」でした(^^;


ドイツ語

 学生時代第二外国語でドイツ語を取っていたので、全然身につかなかったなりにも、聞いたことがある感じが多いドイツ語。他の言語よりも安心する気がします。

 ビデオクリップに登場した方のお名前は、マルクス・シュヴェンデンマンさん。ちょっと挨拶のしかたを覚えるだけでも、本質的な部分よりも、この名前の長さに気をとられて、大切なところが覚えられなそう。

 くまっちとくまこも健在!

 現地インタビューで、ドイツでの働き方(フレックス活用で午後2時に帰る人の話とか、duで呼び合うとか)、こういう生の話がたくさん見られるのがおもしろいです。



フランス語

 ジャニック先生! 2003年のアミアミ・アリガトールの年の先生(なぜか魔女のイメージ)で、私にとって印象深い先生でした。その年は国枝先生との黄金コンビ。そして池澤春菜との陽気な会話とあわせて、非常に和気藹々と良い雰囲気の番組だった記憶があります。久々に見た気がする。。(よく覚えていませんが)

 ビデオクリップでは、フランス人と日本人のハーフの女性(日本育ち)がホームステイするという設定(設定じゃなくて本当にそうなのかな)。ぺらぺらとフランス語で話をしながら「フランスに来るのははじめてですー」とか、思わず「そりゃないだろ!」とツッコミたくなりました。でも、ご挨拶のホッペキッスでたじろぐなど、やっぱりそのへんは日本人らしくてほっとしました(笑)

 講師の先生(清岡智比古さん)も、なんか、かっこいい系というか格好付け系というか、好印象です。落ち着いていてステキ。サイトの「講師からのメッセージ」でハート付けまくっちゃってるし(笑)。


 番外編:

気が向いた時だけラジオ講座も聴いています。

今期のラジオ講座は、国枝先生とパトリス。これも黄金のコンビですね。

国枝先生の説明で、ガツンと印象に残ったことがあって、、、、(括弧内は私の心のつぶやき)

「フランス語の名詞には男性と女性があります(うんうん、知ってる。あれ?中性ってないんだっけ?まぁいいや)」

「パン(pain)という単語は pain だけ見ても男性か女性かわかりませんが、un pain と un がついているから、あぁ男性なんだな、とわかります」

(ええええっ!? これまでの他の語学ではみんな「painは男性名詞ですから un をつけます」って向きじゃない!? un pain と冠詞がついている状態をスタート地点として「un がついているから男性ですよ」って、語学講座としては、すっごく新しくない!!???)


※冠詞とかよくわからないので、間違っているかもしれませんが、詳しい方は趣旨だけ察していただけると幸い。


スペイン語

 きたっ!男性名詞女性名詞を「おとこー(お)」「おんなー(あ)」で印象付ける方法(通称イタレンジャーメソッド)!ついにスペイン語にまで! 

 出演タレントは翼さんと言う人。翼と聞くと「キャプテン?」とかイメージしちゃうのですが、「タキ」のほうのようです(さらに余談すると、タキツバとゆずとWaTの区別がつきません(>_<))。冷静というか棒読みというか、なんかうるさくなくていい感じです。

 ビデオクリップでバスの中からの風景。ヴェルタ・ア・エスパーニャという自転車レースの映像でよく見る薄茶色い大地と低木。スペインだなぁと感じました。

 雰囲気は先生も地味な感じで、全体として落ち着き気味。これはこれで好きだな。でも他の講座と比べると、印象弱いぶんだけ、視聴の優先順位が落ちちゃうかも。



英語:プレキソ

・小学校5,6年向けの英語入門番組

・全体英語のみで、コンセプトに共感。

・オトナが見てもためになりそう(「考えて翻訳」するんじゃなくて「見て自然に理解」する練習になると思う)


英語:トラッドジャパン

 今年は新作です! 2年前だか3年前に作った時と先生お二人の雰囲気も変わらず、ほっとします。


 こんな感じで、今年もそれぞれに特徴のある番組を楽しませてもらっています。今年は全体的に「今年はもうこれは見なくていいや」と一発目で感じたものはなく、どの番組も、楽しませる手法が確立されてきたと同時に、その国の言葉(音の響き)をなるべく多く聞かせてくれようとする努力も見えて、非常にバランスが良いなと感じました。

 個人的には、よりによって今年は例年に比べて忙しいので、4月中ですらすべて見るのは難しいかもしれませんが、可能な時期まで、各番組を楽しませていただこうと思います。



○参考

2010年の:http://sakaiklife.hateblo.jp/entry/20100504/nhkgogaku2010
2009年の:http://sakaiklife.hateblo.jp/entry/20090410/nhkgogaku2009
2008年の:http://sakaiklife.hateblo.jp/entry/20080407/nhkgogaku2008


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