今回の「徳島行きの帰りに立ち寄るこんぴらさん」で、当初より一番行きたかった(=ここのためにこんぴら経由で帰ることにした)のが、金丸座。年1回開催される通称「こんぴら歌舞伎」の舞台でもあります。舞台のない時期は、中を見学できるということで、楽しみにしていました。
びっくりしたのが、中を見学し放題ということ。
舞台に上がれるだけでなく、奈落も見学自由、1階2階にある控え室も自由(ちなみに2階の控え室が大部屋っぽい感じでした)。花道だって歩けるし、揚げ幕を自分で「ちゃりん」とやってもいいんです。なんだか役者さんの神聖な場所に自分ごときが上がってしまったようで、恐れ多く感じつつも、良い思い出をいただきました。
ボランティアさんが色々説明してくれました。金丸座には、舞台と花道をつなぐカドにすこし出っ張った舞台があるのですが、空井戸といってここから下に通じる階段があります。飛び込んだりできるわけですね。
舞台後ろの幕とその後ろ側。控え室前の赤いじゅうたんや奈落への階段が見えます。御簾の後ろから覗いて見たりもしました。
奈落に降りていきます。回り舞台は人力。暗かったので良い写真が撮れなかったのですが、回り舞台の芯がわかると思います。
一番良さそうであろう席から、と、西桟敷から。そして、東寄り一番奥の座席から。一番良い席は、舞台のある日には絶対に座れません。今のうちに座っとこ(笑)。
歌舞伎好きなら、一度は行く事をオススメしたい場所です。鳥家で待機して勢いよく揚幕を挙げる体験なんて、そうそうできません!(というか、待機している役者さんは自分で揚幕を挙げないかw)
※徳島(とか)訪問の日記は以下の日記にぶらさがっています:
http://sakaiklife.hateblo.jp/entry/20151114/Tokushima