- 作者: 多賀敏行
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/11
- メディア: 新書
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残念。ちょっと期待していたのと違う本でした。
簡単に言うと「英語、重箱の隅の豆知識」と「諸外国に対する日本論」。
どちらも話題としてはキライではないのだけど、「勉強法」のタイトルに対して気持ちのスイッチがそっち側に入っていなかったので、ガッカリ感のほうが大きかったのです。タイトル重要。
実際に外交の現場で、シビアなやりとりをこなしてきた著者。ちょっとした言い回しの差で優位に立ったり意味が全然ちがってしまったり。そんな体験の話や、語源についての豆知識、単語をイモヅル式に関連づけて覚える方法などが紹介されています。
「よろしかったでしょうか」に関する考察はとても興味深く感じました。過去形にするのは、敢えて時間軸での距離を置くことで、責任回避や自らが傷つくのを予め避けているという説で、英語でも似たような過去形の使い方があるそうな。
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