sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

五輪書

 毎日のようにテレビなどでも、ニュースや特別番組などで話題になっていたので、関連する五輪の本を読んでみることにしました。

五輪書 (岩波文庫)

五輪書 (岩波文庫)


著者の宮本氏は、名を武蔵と言って、小さい頃から負けたことがないそうです。島に渡って戦ったことでも有名ですね。

 もっと精神面を強調したもの、、、つまり、「神経を研ぎ澄まして集中すれば自ずから見えてくる」的な、、、、と思っていたら、思いの外、分析的で驚きました。

 構成としては「五輪」をうたってはいるけれども、「序章と3つの輪とあとがき」的な5つで構成されています。真ん中の3つの章には、型や間合いのこと、考え方のこと、他流の分析などが、細かに書かれていて、なるほど歴史に残る「教科書」なのだな、と感じました。

 第一章(地の巻)で紹介されている九箇条が、秀逸だったので、ここで紹介しておく。

1.よこしまになき事をおもふ所
2.道の鍛錬する所
3.諸芸にさはる所
4.諸職の道を知る事
5.物事の損得をわきまゆる事
6.所持目利を仕覚ゆる事
7.目に見えぬ所をさとつてしる事
8.わづかなる事にも気を付くる事
9.役にたたぬ事をせざる事

 今の時代でも普遍的に大切そうなことが並んでいますね。

もう少し時間かけて、私も、これらの言葉をじわじわと味わいたいと思います。


 まもなくソチも閉会式。五輪期間中に読み終わってよかったです。



参考:内容メモなど

f:id:sakaik_life:20140222182916j:image

.