- 作者: ハワード・シュルツ,ジョアンヌ・ゴードン,月沢李歌子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/04/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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数年前に書かれた スターバックス成功物語 の続編的内容。
一旦はトップを退き後継にまかせたものの、やはり創業者とは思い入れや本気度が異なるのか、思うように延びなかったスターバックス。そこで「スタバの本質はソコじゃないんだよ!」とばかりに復帰し、回復させた創業者、シュルツさんのお話です。
思いの強さ深さ、そして物事の本質を捉え、絶対に譲れない部分が揺らがない一貫性の力というものを感じた。
本書で紹介されている以上に現場はもっとドロドロだっただろうし、「傷ついた」の一言で表現されるその中身は、凄まじい憎悪の感情なのかもしれない。けれども、総合的に評価する時には、事業の結果が何よりも多くを物語っている。業績回復というのは、適切な投資で(outgoing)、他の人からお金をいただく(incoming)というバランスであり、何かをやるために何かをやめるという判断の結果でもある。
経営に携わる者として、こういった大きな達成感を得られるようになりたいものだ。
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