sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

今月読んだ本(2017/06)

 MSの、独特の風貌を持つ澤さんの「伝える」について書いた本。カンファレンスで澤さんのお話を聞いて、あの風貌に加えて、よく通る声、堂々とした姿勢、ひとつひとつの言葉をゆったりとはっきりお話していることなどに感銘を受けていたので、この本で、なるほどと思う部分多く。

久々にコンサートに行ったはなし

 久々にプロのオーケストラのコンサートに行って楽しかったので、思い出を綴ってみます。

 最近の行動エリアの変化で、紀尾井ホールへのアクセスが良くなったことから、ふと興味を持って行ってみました。
思い出してみても、プロのコンサートに行くのは20年近くなかったと思う、超久々のこと。
行ったのは紀尾井ホール管弦楽団の第107回定期演奏会。演目は
 ルーセル:「蜘蛛の饗宴」から交響的断章
 ショパンピアノ協奏曲第2番
 ビゼー交響曲 in C
の3曲。指揮はジョン・ネルソン。


 座席は2回の横側にしました。舞台前端をちょうど真横から見るような形になり、楽団の左三分の一は見えません(笑)。


 ルーセルは特に思い入れもない曲だったこともあり、イマイチよくわかりませんでしたが、すごかったのがピアノ協奏曲。ショパンのオケなんて聴いてもねー、なんて斜に構えていてすいません。
 ピアノ演奏者の真後ろから覗く込む形になり、まずこれが楽しかったのが一点。そしてピアノソロの緩急自在、自由奔放な演奏にあっという間に引き込まれたのですが、後で調べて知った今回のソリスト 小菅優さん。音大を出ているわけではなく、コンクールへの出場実績もない、いわゆる「野生児」(ほめ言葉)だそうです。フェザータッチのような柔らかい音から、力強い音まで幅広く、音楽全体が楽し気に舞っている様子に引き込まれました。
 その高揚感のまま、休憩後のビゼーへ。途中で寝ちゃうかも、なんて心配はどこへやら。最後までたっぷり楽しみました。


 私がコンサートにあまり足を運びに行かなくなったのは、他のお客さんでで嫌な思いをすることが多かったことが理由のひとつでした。演奏中に小銭を数えたり大いびきをかいたり、我先にブラボーを言いたがったり。
しかし、紀尾井ホールの今回の演奏会は、ちょっと変な言い方ですがすごくお客さんの質がいいと感じました。全然ストレスがない。一緒に音楽を聴くことを楽しめる仲間、みたいな感覚を受けました。これが今回の演奏会だけのたまたまでないことを祈る。


 それから、私も舞台に立つ側をやめてから10年以上。以前と比べてピリピリしながら、まるで採点するかのような聞き方をしなくなったという面もあるのかもしれません。何よりも、相当の専門的な腕前を持った人たちが、我々数百人のために練習してきて、今ここで演奏をしてくれているのだということが、うれしくてうれしくてうれしくて。
音楽を聴くのって、こんなに楽しかったんだ!と今更ながらに発見した、今回の演奏会でした。


 とは言いつつも、やっぱりファゴットパートには目がいってしまうのは染みついた習慣のようで、ルーセルでのセカンドの大澤さんの音の太さにしびれました。福士さんは次回モーツァルトのコンチェルトをやるので、楽しみです。名簿を見ると上総さんもメンバになっているようなので、いずれ生で聴けることを楽しみにしています。上総さんは 大昔にN響にデビューしたときに「桐生さん(だったかな)を従えてトップを吹いてる、あの若い人、だれ!?」と仲間内で話題になって以来ずっと気になっていました。


 次回の定期演奏会も行く予定にしてるので、また違う席からの違う楽しみを味わえたらとわくわくしています。



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ルーセル:蜘蛛の饗宴 他

ルーセル:蜘蛛の饗宴 他

ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番

ショパン:ピアノ協奏曲第1&2番

ビゼー:交響曲 他

ビゼー:交響曲 他

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第1巻「出発」 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第2巻「愛」 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第3巻「自然」 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第4巻「超越」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第5巻「極限」 リスト:超絶技巧練習曲集

2度目の沖縄訪問記録

 OSC2017-Okinawa に参画してきました。OSCの様子は別の日記に書きました。
今回は昨年に引き続き11ヶ月ぶり2度目の沖縄訪問。昨年は観光らしいものは首里城に行った程度と慌ただしい訪問(アフターは1日中飛行機に乗っていたなど)だったので、今回はちょっとスケジュール調整を頑張って、前後とも余裕を持たせてみました。たくさんの体験ができたので、記録としてこの日記に。



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スケジュール概要

木曜日:
 夕方の便で到着。別便組と待ち合わせてレンタカーを借りてホテルへ。すぐにステーキ屋「ジャッキ-」へ。
 その後、国際通りをぶらぶらと観光。マンゴーハウスでかりゆしウェアを購入。11ヶ月ぶり2着目。
 立ち飲み屋さんによってから、壺屋の丸安そばで〆。

金曜日:
 ホテルで朝食後、昨日借りたレンタカーで美ら海水族館へ。途中道の駅(?)に寄りながら、11時前に水族館到着。12時半頃水族館出発。
 13時「なかやま家」到着。昼食にソーキそばをいただく。13時半、なかやま家出発。
 13時50分、オリオンハッピーパーク(オリオンビールの工場)到着。工場見学をして試飲。運転手はオリオンビールではなくオリオンサイダーをいただく。15時頃、オリオンハッピーパーク出発。
 16時半、読谷の焼物(やちむん)の北窯到着。いろいろ物色&購入。18時過ぎ、那覇市内着。18時半、レンタカー返却。
 一旦ホテルに戻って軽く荷物整理の後、19時半頃、OSC前夜祭。海鮮居酒屋ちゅらさん亭。その後深夜、泡盛倉庫へ。人生初の泡盛体験。

土曜日:
 日中OSC。昼食はソーキそば屋さんの「こどら」にて。夜、懇親会は「ぱいかじ」にて。昨年の前夜祭をやったお店。2次会は昨日に続き、泡盛倉庫へ。
 夜、コンビニでルマンドアイスを発見し、思わず「夜のデザート」に。

日曜日:
 10時半頃、タクシーにて識名園に。いわゆる迎賓館的な位置づけの場所だったとのこと。その後、タクシーで11時半、首里城
 タクシーで牧志に移動して、国際通りをぶらぶら。ガーブ川に蓋をしてつくったという商店街を歩いて、かりゆし通り(?)にあるおそば屋さん(名前失念)に連れて行ってもらう。
 壷屋でいろいろなお店を見学。おもろまち見学+スーパーで買い物してから、一旦ホテルに戻り休憩。
 夕刻、ヘリオスでビール飲み比べセット。19時「肉山」にて会食。その後2次会。満腹。

月曜日:
 空港内の A&Wにてモッツァバーガーのセット。飲み物は当然ルートビア。11時半頃、離陸。

今月読んだ本(2017/05)

 文藝春秋抜き書き。KindleUnlimited。

脳科学が教えてくれた 覚えられる 忘れない!  記憶術

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 やっぱり覚えられる気がしない。。

トップ・レフト 都銀vs.米国投資銀行

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MySQLユーザ会会のついでに駆け足で長野を観光した。主に東山魁夷館のおもひで

 日本MySQLユーザ会会 in 長野 2017のために長野市に日帰りで行ってきたのですが、単に勉強会だけのために往復するのはもったいない、と少しだけ市内観光をしてきました。日帰りなので、実際には以下のようなキツキツのスケジュール。


07:30頃 家を出発
08:40頃 かがやき(新幹線)上野発
10:00頃 長野駅到着
軽くお土産物屋さん物色(荷物になるのでまだ買わず)
タクシーで東山魁夷の美術館へ(タクシー代1,500円ほど)
10:30頃 美術館着
11:50頃 美術館を出て善光寺へ。善光寺到着
12:10頃 おそばやさん(北野家)で昼食
12:20頃 昼食完了(早っ)。ぶらぶらと門前に戻って七味やさんでお買い物(八幡屋磯五郎
12:35頃 目の前のバスに乗り長野駅方面へ出発(バス150円後払い)
12:45頃 長野駅到着。おみやげ等購入(駅ビルのみやげ物屋さんは20時で閉まるので帰りには買えないため)
13:15頃 駅ビルを出て勉強会会場へ



 10時に長野駅に着いてほぼ3時間。時間に追われてせかせかすることもなく、ゆとりをもって楽しむことのできた、充実の滞在時間でした。


 長野駅に最初に到着して乗ったタクシーの運転手さんが良い人で、道すがら色々教えていただきました。善光寺の前の通りがきれいになった話とか、オリンピックの表彰式のあった場所(今は駐車場)とかのマメ知識から、美術館と善光寺さんの位置関係もバッチリ分かる説明をしてくれたし、教えていただいた七味唐辛子屋さんでの買い物、おそば屋さんでの昼食等、時間のない中であれこれ迷わずに済んだのは、運転手さんのおかげです。タクシー会社へのアンケートがあったら、最高点をつけて報告したいくらいです。感謝!


 東山魁夷の美術館が今月末からリニューアルのために休館になるということを知人に教えてもらい、これを午前中のメイン目的とすることにしました。
http://www.npsam.com/
 その日は特別企画で学芸員さんが30分ほど、絵を巡りながらお話をしてくださる日だったようで、入館後自由気ままにすべての絵を見終わった頃に、それは始まりました。ぴったり。馬の絵のシリーズが有名だけど実はあれを描いていたのはほんの1年間くらいの間だけだったとか、最初は西洋画家になりたかったとか、魁夷の絵に人物はほとんど出てこないけれども人物の気配はある(ものもある)とか、水平線の妙とか、興味深い話をたくさん聞かせていただきました。


 個人的に印象に残った絵は:
枝に雪が積もっているやつ(「霧氷の譜」):カメラの絞りを絞ったみたいに、後ろのほうの枝が幾重にも遠ざかっていく感覚と、最も光が当たっている枝のまぶしさにシビれました。
絶筆となった闇夜の風景に星がひとつ輝いているやつ(「夕星」):星が明るいんです!ぐぐっと飛び込んでくるんです!


 どちらも、絵はがきや画集では、この感覚が再現しないんですよ。
これらが専門的にいわゆるところの「正しい」理解かどうかは知りませんが、自分が得たこの感覚。見に行ってよかったなと思いました。

今月読んだ本(2017/04)

 だめだ、、、物事をしっかりと覚えられるようになる気がしない。。。覚えられる人はすごいなぁ、と。

1000円ゲーム ?5分で人生が変わる「伝説の営業法」

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 基本的でありながら、おもしろみのある着想。物語仕立てで楽しく読めた反面、物語でない濃厚なタッチで読みたかった気も。

プランナー一年生のためのゲーム仕様書の書き方

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今月読んだ本(2017/03)

 買ってまでは読まないが、Kindle Unlimited 対象だったので。
比較的冷静な姿勢で書かれていて、予想していたほどの「糾弾」感はなかったことに好印象は持ったが、それでもまだ「日常」と「異常」の間のどこかにある「現実」に対して、「何か悪いことを書かねば」という前提姿勢がある点は、企画意図としてやむを得ないとは言え、割り引いて判断する必要があるとの印象を受けた。

 とにかく時代の流れなので、ととりあえず手にとって読んでみた。細かい部分はよく分からないが、文字通り知識ゼロ状態だった私にとっては、雰囲気に触れられたのは、良かった。