- 作者: ローレンス・J・ピーター,レイモンド・ハル,渡辺伸也
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2003/12/12
- メディア: 単行本
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「人は無能レベルに達するまで昇進する」「従って社会はあらゆるポストが無能に占められる」で有名なピーターの法則。
これらのキャッチコピーがあまりにも秀逸なため、本を読んでもそこから想像可能な派生以上のものを得ることはなかった。
この本には、
・無能レベルになるまで昇進するという事実
・その多数の事例
・自分が無能レベルであることに気づいている人/気づいていない人の取る代替策の事例
・無能レベルに達すること(=昇進)をうまく拒んでいる事例(有能で居られる)
などが書かれています。
本書における前提は、「無能レベルに達した人は、人として普遍である」ということのようですが、これは悲観的に過ぎると私は思う。無能レベルであることに気づいていない、または気づきたくない人の多くは、それ故に更に自分を高める努力をすることを拒むことが多くあり、また、そういった人が世の中の「普通の」(つまり大多数の)であることは感覚的に理解できるけれども。