- 作者: トニー・ビンガム,マーシャ・コナー,ダニエル・ピンク(序文),松村太郎・監訳,山脇智志
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2012/01/06
- メディア: 単行本
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「学び」のスタイルとその伝達に関心がある私にとって、それに「ソーシャル」がつく本書は、いかに素晴らしい洞察を私に与えてくれるのか、とても楽しみにして本書を手に取りました。
結果として、本書は「すでにみんな普通にやってること」の集まりでした。
「とにかくやってごらんよ」
これが本書を流れる主テーマとの印象を受けました(明記されていたかどうか記憶が定かでないのですが、「やってみる」が話のスタートであることは間違いないと思います)。
「やる」際にさまざまな障壁が立ちはだかる。多くの場合は「変化を恐れるヒト」。
そのそれぞれの障壁を乗り越えていくために様々な思考や事例や工夫などを本書では教えてくれています。
この説明がクセモノで、とにかくやってもいないうちから真に受けてすべてをしっかりと読み込むには、情報量が多すぎるのです。これは本書が悪いというのではなく、読む人のステータスを選ぶ本だということです。
本書の読み方としては:
この分野に詳しい知人と呑みながらいろんな苦労や事例を「ふーん」と言いながら聞かせてもらうような感じでさらっと一回読んで、ちょっとだけ「いいな」と思った部分があれば相手に尋ね返す感じで、つまみ読み、そしてまずは「やってみる」。
やってみると見えてくるものがたくさんあるはずなので、気になるところを本書に戻ってきて読み、また、「やってみる」。
そんな使い方をすると、とても効果的かと感じました。
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