sakaikの日々雑感~日常編

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ジロ・デ・イタリア2010第9ステージ・水没ステージ

 もう今年のジロは何でもアリの様相を呈していますね。
山岳に入ってから激しい争いを見せてくれると期待していた総合候補勢が落車や中切れなどでタイムを失い(ランス時代のツールでは考えられなかったですよね。ウルリヒやベロキがツール全半のミスでタイムを失うなんて)、泥の中は走るし、全半から逃げ切りを許すし。


 今日の第9ステージは平坦系なので、最後まで集団で行った後、スプリントをカヴェンディッシュマキュワンあたりが制するだろうと予想していました。淡々と、淡々と。


 ところが、コース途中の大雨。そして道路が冠水。 水しぶきを立てながら、そしてマリアローザがバイクの水しぶきをかぶりながら(バイクカメラの人、ヴィノ嫌い?)、駆け抜けていきました。アスタナの選手なんぞ、平泳ぎのポーズをしたりして(マリアローザのヴィノも小さく、やっていましたね)、まぁこんな状況を茶化したり、あるいはささやかな抗議の見せたり、ゆとりがある雰囲気で良いなぁと思いました。


 4人の逃げがつかまり、ゴール前数km。ずっとひいていたHTCが一瞬コントロールをやめ、クイックステップが出した2人も長く続かず、その後はサーベロ
 そして、1kmのアーチのあたりから、行きましたよ! ベルトリアーティ! 8年前の勝ち方の再来!行け!行け!行け! 何度心の中でそう思ったことか。 しかし追っ手のパワーも半端でない。左からスプリンターチームが追い上げる中、右からはエバンス。そしてそれにつくヴィノクロフ。ゴールでボーナスタイムがあるので、それを狙いに行ったのでしょう。最後に抜けだしたのはHTCのゴス。
 ゴール前でのアタック逃げ切りを目指す動きがあり、総合勢がステージを取りに抜けだし、そして通常のスプリンターたちのステージを取りに行く動きがある。盛りだくさんの思惑が交錯したゴール前でした。
 全然「淡々」としたステージじゃありませんでした。面白かった。


 アラシロは 1:49遅れのグループ(95位グループ)内、97位でゴール。総合152まで少し上げました。



 バーデン・クックが未出走。

9 DNS Baden Cooke (Aus) Saxo Bank