オランダ最終日のコースは約220km、ひたすら平坦なコース。
放送での映像が入ってきた途端、目に映ったのは海岸沿い(本当に砂浜のすぐ脇!)を猛スピードで先頭交代しながら駆け抜ける集団。きれいに水はけよさそうに舗装された濃橙色のサイクリングロードを、世界トップクラスの選手らが自転車としては人類最高速で疾走しているのです。背景には砂浜と、海。
もう、いきなりテンション最高ですよ! 本当に「カッコイイ!!」以外の言葉が出てきませんでした。あとはただ嘆息するのみ。
集団は中切れをおこしまくって、ぶちぶち。ゴール近く(30~40kmくらい?)になってだんだん集中力が切れてきたのか、落車が多めになってしまいました。やっと追いついたと思ったらまたあっさり中切れを起こしたり、もう全体として何が起きたか全然把握できません。誰かがテキストでまとめてくれるのに期待します(笑)。
最後は、先頭集団は26人。HTCが万全のトレインを組んで最後の300mまで順調。・・・だったのに、最後のカーブを曲がった後の立ち上がりでグライペルが一気に沈んでしまいました。後ろでハンドルを叩くゴスの悔しさが伝わってきます。「なんだよ!こんなに引いたのに!」という声が聞こえそう。
24秒遅れ2人(HTCのアシスト陣)、31秒1人の後ろが46秒遅れエバンスのグループ24人。マリアローザのエバンス(途中の落車に巻き込まれて遅れてしまった)自身が引いていました。カッコイイ! こういうシーンを見て「カッコイイ!」と思える選手と「引かされてる!ざまーみろ!」と思う選手がいるのが、面白い(笑)。
ブチブチと切れたグループがゴールした後、最大のグループは7:59遅れの119人のグループ。なんと丘ひとつないド平坦ステージで「グルペット」ができてしまいました。
総合は先頭集団でゴールしたヴィノクロフへ! ヴィノ!復活だよ!すごいよ!感動しました。
第3ステージのリタイア:
BMC: Martin Kohler
Garmin: Christian Vande Velde
第3ステージのアラシロ:
105位(7:59遅れの119人のグループ:集団先頭は67位)
総合は、9:13遅れの113位。
ちょっとだけ各グループの気になる選手を整理しておく。
・先頭グループ(0:00):ヴィノクロフ、ガルゼッリ、バッソ、カルペツ
・エバンスグループ(0:46):エバンス、ファラー、クネゴ、エフィムキン、ボネ、ニキ・セレンセン、ツルパン、サストレ、ヴォクレー
・スカイグループ(3:59):ウィギンスらスカイ6人+ガーミン1人
・グルペット(7:59):ブリュセギン、ペタッキ、ポッツァート、アラシロ、ベルトリアーティ(出てたんだ!!)、シモーニ
きょうの「ちょっと気になる名前」
Omega Pharma-Lotto: Olivier Kaisen ・・・・「カイゼン!!カイゼン!!」
火曜日は休養日。イタリアに移動です(選手らはレース終了後移動の予定でしたが、飛行機は無事飛んだでしょうか)。明けて水曜日第4ステージはチームTT。ほぼまっすぐなコースで緩やかに登り続ける(1%程度らしいです)。道幅がそれなりにあれば チームTTらしい鮮やかな先頭交代を見られるかもしれません。
楽しみです。
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