sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

「Enjoy手賀沼」というおまつりに行ってきました。

f:id:sakaik_life:20100511141123j:image:w220:left この前の日曜日に開催された「Enjoy手賀沼」という地元我孫子のお祭りに行ってきました。今年の国体は千葉県なので、そのマスコットキャラ「ちーばくん」のグッズを手に入れたかったというのもあります(きっと販売しているだろうと)。

 炎天下、丸一日うろうろしていて随分焼けてしまいましたが、とても楽しいイベントでした。嬉しいこともあったし。行ってよかったです。

 http://abiko-city.jp/enjoy-teganuma/


全体の雰囲気

 出店があって買ったり遊んだりできて、広場に小さなステージがあって、鳥の博物館が入場無料で、手賀沼でカヌーとかボートとかにも乗れたらしい。お昼頃には豚汁が振る舞われたり(マイおわんを持って行くと優先的にもらえる)、市長さんも参加されていたり、お神楽、NECラグビーチーム、中学生の吹奏楽、正義の味方...etc もりだくさんでした。進行もなんとなくユルい感じで、バカンスみたいでした(バカンスがどんなものか知りませんが)。

 以下、印象に残ったものをいくつかピックアップして。


布佐のお神楽

 布佐のほうで神楽やってます、という自己紹介ではじまったお神楽。趣味のサークルみたいなのかな、と当初思っていたのですが、かなり本格的。子どもらも太鼓を叩いたり舞ったりしていて、これがまた上手なんだ。片手間のお稽古とは違うよなぁと思って調べたところ、布佐のほうには御輿や山車の出る伝統的なお祭りがあるのですね。同じ市内なのに全然知りませんでした。

 自然にこんなリズムをテケテンテンと叩いたり、ヒョロヒャララーと吹けたりしたら格好いいよなぁとずっと思いつつ、まったく機会のない私でありました。一番憧れるのは、長老っぽい人がやる(と勝手に私は思っている)あの、鐘。すっごくゴキゲンぽくて格好良いですよね!

 大入り袋をぱーっと撒いた時に、浮浪者らしき人がすごい勢いで血相変えて拾い集めていたのが興ざめでした。

 こどもが獅子舞に頭をかんでもらいました。「かたかった」とは本人の談。

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NECグリーンロケッツ

 我孫子市には(私が思うに)「2大スポーツチーム」があります。ひとつは中央学院大学の駅伝。もうひとつがNECグリーンロケッツというラグビーチーム。 中央学院大学は正月の箱根駅伝を始めとしていくつかの駅伝大会でテレビでも見ることができるし、手賀沼ハーフマラソンなどにも出てくれるので、あの独特の紫と黄色の服が強く印象に残っているのですが、グリーンロケッツのほうは商店街でときどき張り紙を見る程度。すごいのだろうなと漠然と思いつつ、全然その実態を知らないのでした。

 そのグリーンロケッツの方々5人。出番の前にステージの脇でぶらぶらしているところを目撃したら、とにかく「でかい!!」。

 そのでかい体で、名前知らないのですがサッカーでいう「スローイン」をしてそれを取るところ の実演をしてくれました。列に並んだ選手たちに横からボールを投げ入れてジャンプして取る、というやつです。「まぁ少し肩貸すとかしてわずかだけ高く飛ぶのだろう」と思っていたら、とんでもない。2人がかりで巨体をすっと肩の上くらいまで持ち上げるんですよ!そのまま静止もできるし。チアリーディングみたいでした。おはなしもすごく上手で、楽しく引き込まれました。

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 少し興味を持ったので、もっとグリーンロケッツについて知ることができると(さらには、知った後で応援したいと思えたら広報的なお手伝いもできたら)いいなぁと思いました。休日つぶして応援とかは無理ですけど。


白樺派のカレー

 名前はよく聞くものの食べるのは初めて。なんでこんな味になったのか由来等は全然知りませんが、味噌が入っていてなんだか妙な味でした。まずいとかおいしいとかの軸ではなく「妙」という軸でしか語れません(^^; 

ちーばくんグッズ

 いっぱい手に入れました。 マグカップも欲しかったのだけどちょっと高いなぁと思ったので今回は見送り。

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テガヌマンショー

 我らの誇るご当地ヒーロー「テガヌマン」です。 演じている人たち(おそらく主役は悪役のほう(笑))もすごくお上手で、見ていたこどもたちの反応が良かったです。「うしろー!うしろー!」「だめーー!!」さらには「お前らをつかまえて仲間にしてやろう」の声に本気で逃げまどうこどもたち。ローカルのおまつりが、都会のエンターテイメントショーになった時間でした。

 で、テガヌマンは(リニューアルして去年より強かったらしいですが)結局弱くて、激しい爆竹の音とともに登場したテガヌマン・クートに助けられるのでした。めでたしめでたし。

 これくらい本気でやってくれるなら、ご当地ヒーローもいいもんです^^ (ただ衣装をつけただけの「ヒーロー」も多いと聞いたことがあるので)

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司会進行のまもなく三十路のお姉さん

 朝からずっと司会進行をしていたのは女性。

 お昼の「市長あいさつ」が終わった途端、市長さんがまだ舞台にいる状態でおどろおどろしい音楽とともに悪者(ショッカーみたいなの)が乱入! お姉さん、すかさず「私が守ります!」的にショッカーと戦う。ジャンプしたり側転したり、機敏な身のこなし。 「普通の司会進行のお姉さん」と思っていたのでびっくりしました(笑)。 「まもなく三十路」は演技の中での本人談、です。

 調べてみたら自称「体育会系女優」の藤岡範子さんという方でした。

 http://www.fruitblog.net/noriko/

 なるほど、どうりで身のこなしが良いわけです。発声方法がいわゆるプロの司会者ではないな、とは思っていたので、これで納得です。

 もう何年も Enjoy手賀沼の進行をしてくださっているようで、堂々としたものでした^^


布佐中学校吹奏楽部の演奏

 近所であることもあって以前より我孫子中学校で公開イベントがある際にはよく参加させていただいていました。主に吹奏楽の演奏がお目当てでした。数年前に「すごいうまい」進行役(MC)がいて感動したのですが(彼女は今頃どこで何をしているのでしょうか)、とにかく演奏がカラに閉じこもらず、アウトプットをイメージしながら演奏している様子が大好きでした。 しかし気づいたら先生がたぶん変わっていて(先生なんてちゃんと覚えてないもん(笑))、演奏もおとなしい普通のものになってしまいました。音を「置きにいっちゃう」ような演奏と言えばわかるでしょうか。

 今回Enjoy手賀沼で聞いた布佐中学の演奏を見ながら、ふとそんなことを思い出させてくれました。


 常にちょっと不機嫌そうな様子で自由奔放な指揮をする先生。「ここは出して欲しい」と思うパートに気持ちよく音を出させる振り方。演奏者の持っているものを引き出すのが上手だと感心しました。

 (布佐だからか?)和楽器を取り入れた演奏があったり、ドラムセットを派手に叩ける人が3人もいたり、管楽器も(テクは不足している部分があるものの)どんな音を出したいと思っているか、どんな音をイメージしながら音を出しているかが伝わってくるような演奏で、本当に素敵な演奏でした。


 自転車での帰り道、歌ったりソロ吹いたりコンミスだったりな生徒さんご一行を追い抜きました。声をかけたかったのですが怪しいおじさんになってしまうので我慢(笑)。この日記をご覧いただくかもしれない、ということで感動の表明とさせてくださいませ。


 で。。話はこれで終わらない。というかここからと言ってもいいくらい。


 指揮をしていた先生が気になったので、家に帰ってから調べてみました。一次情報には当たれないのですがブログなどの記事を総合すると1,2年前に我孫子中学から布佐中学に異動になった先生のようです。青井眞吾先生。

 我孫中には8年間居たそうで、私が聞いて感動したのはやはりこの先生の指導による演奏だったのでした。なんだか久々に親友に出会えたようで(いや先生とは何の面識もありませんが)嬉しく思いました。


 さらに先生の名前で検索すると、その前は市内の白山中学という学校を率いてコンクールで章を取っていたとのこと。 実は私、中学は我孫子市内で(その後一回市外に引っ越していますが、結婚後たまたままたこの市に来たのです)、市内の中学校で吹奏楽をやっていました。へろへろな部で適当な演奏ばかりしていたのですが、市内でも「白山中」というのは羨望と恐怖の対象でした。なにしろ無茶苦茶上手い。厳しいらしい。という評判。 そんな当時の経験と、この青井先生が当時の白山中を率いていたことが今わかって、四半世紀の時を越えた2つの経験がつながるという不思議な感覚に襲われました。

 50歳代になった今でもこんなご様子なのだから、20代の頃なんてどんなに激しかったのだろう(笑)と想像は尽きません。私が生徒として接していたら絶対反発しただろうな、と思いつつ、今はオトナどうしなので(先生から見たら若造ですけど)、呑みながらでも色々お話したいなぁ、と思いました。生徒の心をつかんで、モチベーションを高めて、結果を出してもらう。そんな人心掌握術、伺ってみたいものです。


 ・・・とここまででも長くなってしまったのですが、まだ話は終わらないんです。もう少しお付き合いください(^^;)。


 そんな自由奔放な先生を見ていたら、大学時代にお付き合いさせていただいていた高校オーケストラの先生のことを思い出しました。茨城県にある下妻一高という学校で、高校にしては珍しくオーケストラを持っていました(調べてみたら今は、残念ながら弦楽合奏に「格下げ」になってしまったようですが)。

 ご縁があってエキストラで乗せていただいたり、僭越ながら指導みたいなことも少しさせていただいたり、合宿にも参加させていただいて先生の部屋で一緒に(少しだけ)お酒呑んだり、懐かしい思い出です。佐々木康普先生。

 オーケストラを立ち上げ、多様な楽器の演奏者を育て、維持していくというのは並大抵のことではありません。佐々木先生は(やはり同じく「生徒として接していたら絶対ぶつかっていたタイプ」)自由奔放な発想と、ちょっと強引とも言える行動力で着実に目標をクリアされていました。検索してみると現在は学校は定年退官され「音楽家」として元気に活動されているようです。お会いしに行ってみたいな。。あと当時の、特に管楽器の生徒さんたちとか、どうしているのだろう)。


 生徒にとって最後に「ほんものを追求した」という喜びを感じてもらうために指導法を工夫しているという点、自由奔放な雰囲気、そして「先生ひとつでこんなに演奏団体って変化するものなんだ」と認識させてくれたという点で、2人の先生が時間軸を越えてつながり、これだけ長い文章を書きたくなるほどに興奮した Enjoy手賀沼の日の夜でした。


 この話だけでひとつエントリ起こしてもよかったくらい、長くなってしまいました(^^;)。




 アンテナを張っていないと見落としがちですが、なにげに面白いイベントがいっぱいあります。我孫子市

去年は中止になってしまった、柏市との合同開催の「手賀沼花火大会」も、今年は開催が決定されたそうです。市民として、そして市内に小さいながらも会社を構える身として、これらのささやかな楽しみは守っていきたいと思いました。



 日焼けで腕が、いたいです・・・油断していました(泣)

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