sakaikの日々雑感~日常編

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第9ステージ

 いやぁ、シビれた!


 やや起伏はあるものの単調な平坦系ステージになるだろう、と思いきや、いやはやものすごいステージだった。

 前半、2人の逃げが決まる。その2人は、エウスカルテルランダルーチェとドミナのシメオーニ。放送が始まった時にはすでに逃げていたから、かれこれ120kmほどを2人で逃げたことになる。

 途中で2人と集団との差は10分を超えた。今日は逃げ容認でこのまま淡々と進むのかなと思った矢先、やおら集団が速度を上げ始めた。クイック・ステップを中心として3,4チームほど。ベッティーニが強烈に引く。ビランクが引く。モローも引く。引く。引く。先ほどまで引いていたブリオッシュはその後ろで見ているだけ。とにかく早い。しかし逃げも早い。

 みるみる差は縮まるが、1kmのゲートをくぐってもまだつかまらない。この時点でも2人は「もしかしたら逃げ切れるかもしれない」と思っていたに違いない。

500m。まだつかまらない

300m。まだつかまらない

ゴール直前。つかまった------------!------!!----------------!!!

ステージを取ったのは、誰?誰?

マキュワンオグレディ? ハスホフトも来ていたなぁ。

ぉぉぉ!!マキュワン!!

 映画「アンダルシアの夏」を見た人ならば、あのゴールシーンが頭をよぎったに違いない。映画では横一直線の結果主人公がステージ優勝したが、このステージでは残念ながらそうはならなかった。

 ゴール後のマキュワンの晴れ晴れとした表情といったら、もう最高。「とっちゃったよー。ははは」みたいな感じで。

 マキュワンは「きたないスプリント」(車体を左右に振ったり、品のないかぶせかたをしたり)をするので好きではなかったが、このように力で勝つマキュワンはカコイイ!!

 逃げていた2人は 10位と17位。

ツール・ド・フランス第9ステージ結果:

1 Robbie McEwen (Aus) Lotto-Domo       3.32.55 (45.22 km/h)
2 Thor Hushovd (Nor) Credit Agricole        
3 Stuart O'Grady (Aus) Cofidis              
4 Jerome Pineau (Fra) Brioches              
5 Erik Zabel (Ger) T-Mobile Team            
6 Janek Tombak (Est) Cofidis                
7 Tom Boonen (Bel) Quick Step-Davitamon     
8 Danilo Hondo (Ger) Gerolsteiner           
9 Sergio Marinangeli (Ita) Domina Vacanze   
10 Inigo Landaluze (Spa) Euskaltel 
17 Filippo Simeoni (Ita) Domina Vacanze  

総合に変動なし。


ついにキルシプーがリタイア。

スプリンターがどんどん減っていく。まぁ「お帰りになるかな」という有力どころはこのキルシプーでみんなお帰りになっただろうか。残っているスプリンターは本気だと思う。

第9ステージ未出走、リタイア選手:

DNF Jaan Kirsipuu (Est) AG2R      
DNS Samuel Dumoulin (Fra) AG2R  
DNS Martin Hvastija (Slo) Alessio-Bianchi 
DNS Stefano Casagranda (Ita) Saeco