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sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

サイボウズ株主総会(2年ぶり4回目)

 事業年度の末日の変更により、例年よりも1ヶ月早い時期の開催となった、サイボウズ株主総会。昨年はピンポイントでスケジュールが合わなかったため(一関に行っていた)、2年ぶりの参加となりました。

 例年は東証の部屋を借りて開催していましたが、今年は自社での開催。出席人数(委任状含む)、1758人/13,520人ですが、議決権では、307,860個/479,697個 で、成立です。


 毎度の事ながら今年も、サイボウズの総会は「適当にあしらって上手にこなしておこう」という打算をまったく感じることなく、「会社のありのままの現状と、向かっている方向を理解してもらおう」という姿勢をとても強く印象づけられるものでした。


 ストリーミング動画での総会の様子の配信や、ネットからの質問の受付、役員以外の一般社員(部長、課長)も必要に応じて質問に答える、などの、最初は常識破りと思えた対応も、この場所に来ると当たり前のように思えてしまうから、不思議なものです。


以下メモや感想など(順不同、語尾不揃い):

・今期は期末変更のために11ヶ月の1年となった。

・売上は(11ヶ月なので)数値の上では下がっているが、従来通りの期間として1月分を加えると、増収。

・ただし、12ヶ月換算にしても、減益。

・ビジネスは、ソフトウェア(パッケージ)販売からクラウドへ。水平提供から垂直提供へ。設備投資のための初期費用が必要。

・世の中のクラウドへの移行にともない、パッケージの売り上げが激減すると覚悟していたが、それほどでもなかった(微減)

・Kintone の上で動くアプリの整備拡充が課題。これ、おもしろそうだなー。業務プロセスの中から本質をあぶり出すのは私のウリだし、技術的にはたぶん問題なさそうだし。儲かるものならば乗っかってみたいところ。

・世間一般に「クラウド」という言葉は広がりつつあるものの、それが何なのかは知らない人がきっと多い、という前提のもと、「これがクラウドです」とSFのデータセンターを紹介したのが、面白かった。「クラウドというなんかすごいもの」でごまかさずに、現実の淡々とした無味乾燥さを伝える姿勢に好感(笑)。

・これに関連して、質疑で「インフラを自前で持つというが、土地から建物から持つのか」という内容のものがあった。IT業界にいるとインフラと言えば、(誰かが用意してくれた建物と電力とネットワークを使って動かす)サーバ群のことですが、そうか、世間的にはプロパティから含めてインフラという考え方もあるのだな、と気づかされました。個人的には、これ、今回のベスト質問。

・ネットでの質問を盛り上げるために(嘘です。怖くて手をあげて質問できませんでしたw)、twitter経由で質問させていただきました。東日本大震災後の支援についてです。

サイボウズは、震災直後の総会で「1億円の支援を機関決定。ただし打ち上げ花火で終わらぬよう、初年度5,000万、2年目(以降?)5,000万」と発表していました。2年目で終わるのか今後も続くのかが分からなかったので質問させていただきました。初年5,000万は日赤へ、2年目は1,000万(先名失念。一生懸命メモしたのは3年目相当の部分でした)、3年目として2団体(3団体と聞いた気がしたけど、残りの1団体が2年目ぶんだったのかも(http://group.cybozu.jp/news/13032501.html)に 1,200万円。残り2,800万円は今後も支援団体と相談しながら支援先を決めていくとのことでした。

私も創業以来、少しでも地域のためにと背伸びして地元の花火大会への協賛(一応、大口協賛として扱っていただける単位)を続けていましたが、サイボウズさんにとって、複数年とはいえ1億円という支援は、それとは比較できないくらい「頑張って」出す金額だと思います。こういった支援を続けられていることに頭が下がります。

・質疑があり知りました。育休最大6年!まだ最大期間で取得した人はいないそうですが、この太っ腹な制度で優秀な人がサイボウズの仕事を続けることを選んでくれるというのは、大きいことですね。

・感動課という課があるらしい。課長さんが急遽引っ張り出されて、やっていることの説明をされました。ほめ達さん(西村さん)と絡むと、何か面白いことが生まれるんじゃないかな、とも思いました。

・いつも感じる、サイボウズ株主総会の心地よさというのは、価値観への共感なのかな、と思いました。青野さんの「もちろん売上・利益は大切だけど、それよりも、"多くの人に使ってもらう" ことが喜びだ」という言葉で、確信しました。自分たちが何かをする(作ったり相談に乗ったり提案したり)ことで、相手に喜んでもらいたいという思いで、私も15年間(小さいながらも)会社をやってきたので。

・定款変更で、目的欄に「業務効率化、業務改善およびチームワークの向上に関する企画、立案」が追加された。総会では話題になりませんでしたが、これ、かなり期待しています。正直「やられた」という気分ではあります。うちも事前に入れておけばよかったのですが、今から入れたらサイボウズさんの真似をしたみたいじゃないですか。。。(まぁ当方の興味は、そういったチームを作るために「ひとりひとりの」適切なモチベーションを向上させる、という部分まで掘り下げたものですから、完全に常に競合するわけではない、、、、、と考えておきましょうorz)


 毎年、青野さんをはじめ、役員の皆さん、社員の皆さんの「逃げない説明」に感銘を受けています。人間、都合の悪い話題は避けたほうが(その場は)ラクですから、話題を上手にすり替えながらかわしていくという「テクニック」が、世間の至る所で駆使されていますが、そんな小細工をせずに相手に理解してもらおうと努める青野さんの姿勢、そして、そのポリシーが(総会で突然指名されてしまうような)社員の方々へも浸透していることを、感じました。

 人に何かを説明するというのは難しい事でもあり、しかし経験を重ねることで上達するものでもあると思っています。恥ずかしながら私も昔々、IT業界の人としかつきあいがなかった頃に、他業種の方に対して自己紹介すらまともにできませんでした。持っている前提知識や価値観が異なる人に対するボキャブラリーがなかったのです(というか、正直言って、そういう価値観の差があることに思い及びもしなかった。そんな狭い世間感でした)。そんな私でさえ、失敗を繰り返しながらも説明の仕方を工夫できるようになってきたのですから、株主総会という緊張する場面で説明を求められる一般社員さんは、いい経験をさせてもらっているなぁとうらやましく思いました。


 と、こんな感じで思いのままに今年も書き綴りました。まだ書き足りない部分もありますが、まずはこんなところで。

そうそう。おみやげいただきました。

ボウズマンのお水と、本と、本と、袋。にぎにぎはありませんでした(笑)。

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参考:過去のサイボウズ関係の日記

http://d.hatena.ne.jp/sakaik_life/searchdiary?word=%A5%B5%A5%A4%A5%DC%A5%A6%A5%BA