- 作者: カーマイン・ガロ,外村仁 解説,井口耕二
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/06/30
- メディア: 単行本
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以前この日記でも紹介した「スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン」の続刊的内容。サブタイトルには「人生・仕事・世界を変える7つの法則」とある。
何らかの意志決定をする際に、人は決定者の役割を「演じる」ことが多い。「大胆な決断を行う自分」にあこがれたり、「地味で良いから、しつこいくらいまでに "継続" をする自分」を演じたり。
本書の1章のタイトルでもあり、本書全体を通した基本テーマでもあるのが「ジョブズならどうするだろうか?」だ。自らが判断をしなければならないシーンにおいて、「ジョブズならどうするだろうか?」と問いかけることで、ジョブズ的でイノベーションチックな判断者を演じられることだろう。
本書で紹介されている「7つの法則」は以下のものだ。
1.大好きなことをする
2.宇宙に衝撃を与える
3.頭に活を入れる
4.製品を売るな。夢を売れ。
5.1000ものことにノーと言う
6.めちゃくちゃすごい体験をつくる
7.メッセージの名人になる
タイトルを見ただけではピンと来ないものから、「何を当たり前の事を...」と思うものまであるだろう。簡単にできそうでも、いざこの法則に則って決断をしようとすると、はたと迷うものだ。
我々はジョブズには為れない。しかし本書で詳細に繰り返し紹介されている「7つの法則」を読むことで「ジョブズならどうするだろうか?」と問いかける下地ができるに違いない。言い換えるとジョブズに為ることはできなくても、ジョブズに為りきることはできるのである。
そして、自信を持って決断しよう!
抜き書き(要約あり)
・アップルのエバンジェリストは「それはできません」とは言わず「どうしたらいいか、今はよくわかりませんが、なんとかします」と言う。
・「何をしてきたかと同じくらい、何をしてこなかったかを誇りたい」
・「洗練を突き詰めると簡潔になる」
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