この日記は 「ITイベントに参加してJGC」2016年アドベントカレンダーの19日目です。
仕事などで多く乗るわけではない人がJGCを目指すには、用事を作って、あるいは用事がなくても「乗ること自体を楽しむ」くらいのつもりでお出かけを計画することになります。目的地周辺を乗り回してみたり、目的地との間での「途中下車」あるいは「ちょっと寄り道」をすることで、回数を稼ぎます。
たとえば北海道に行くなら、こう。
これは青函トンネルを新幹線で抜けてみたかったという目的で、北海道新幹線開通の日とその翌日に乗ったもの。
札幌が目的地なので、青森や函館を経由して訪問し、帰りに、秋田で「途中下車」するという、まぁふつうな感じですよね。
西に行くのならば、たとえば福岡なら、こう。
福岡に行く前に伊丹で「途中下車」して、帰りは、「宮崎タッチ」を一発咬ましてから、松山で「途中下車」して帰宅。宮崎タッチは「修行」だと割り切るとして、あとはまぁ、通り道ですしね。
あるいは同じ福岡でもこんなパターンもあります。
スケジュールの都合で行きは福岡直行したものの、帰りは鹿児島に「寄り道」し、時間があったので種子島に一瞬行ってみてから、伊丹にて「途中下車」して帰宅。そんなに違和感のある旅程じゃないと思います。
あるいは大阪の例では、
伊丹を起点として、但馬に2往復、隠岐、出雲それぞれ往復、と、これも大阪に行ったのならそのツイデに周辺で乗り回るのは、JAL回数修行としてはありがちな形だと思います。
このように、無駄乗りするとは言え、基本的には羽田を起点に大体、目的地のある方向で乗り回す、というのが基本的な姿勢です。罪悪感の最後の砦と言えるかもしれません。
ところが、1回だけ、その基本姿勢が崩れたことがありました。
それは、「名古屋に行って、帰りに山形に寄って帰ってくる」という旅程。
東京から名古屋に行くのに飛行機で行くというのも我ながら奇特な話ですが、しかもその「ついで」に山形って、自分でやっていてもわけがわかりません。
往路: 羽田→名古屋(セントレア)
復路: 名古屋(小牧)→山形(495)→羽田
なるべく多くの空港に行ってみたいという思いのある中、山形をどのように攻略するかを考えた結果、この小牧-山形路線を逃す手はないと判断したのでした。山形空港との便は、羽田(1日2往復)、大阪(1日3往復)、名古屋(1日2往復)のみがあるのです。
ここのところ子供の頃以来の将棋への興味も深くなってきていますし、山形空港ではたっぷりと8時間以上の滞在時間を確保して、将棋の街、天童へと繰り出したのでした。
このおでかけ、OSC2016-Nagoyaへの参画が目的であり、あくまでも天童は「寄り道」でしたが、天童で見聞きしたものがOSC以上に印象深いものが多かったのは、やむを得ないでしょう。しかも、天童では翌日に74期名人戦の第5局がおこなれるのでした。この第5局で佐藤天彦名人が誕生したのです。将棋屋さんのおかみさんとお喋りしていて教えてもらったのですが、何年か前にこの同じホテルでの名人戦、羽生-森内戦で、羽生さんが名人を獲得したときに、翌朝、ホテルのロビーで羽生さん取り囲まれて取材とか賑やかだっただしいのですが、後で知った事では一方の森内さんは朝早くの電車で帰っていったとか。勝負は非情よねとお話していました。
本日、いつも以上にとりとめもなく。