『アイデアの接着剤』

アイデアの接着剤

　著者のことを全く知らずに取ったこの本。巻頭に著者の全身姿や寄った写真などが掲載されていて、いったい何なんだろうと思っていましたが、ドコモの iD のロゴをデザインした方だったのですか！　そんなエピソードひとつで急に見る目が変わってしまう、あぁなんて私。

　アイデアは何もない所から急に湧いてくるわけではない。今あるものをつなぎ合わせるのだ。だから色々なものに触れ続け、情報収集をすることが大切なのだ。というスタンスで、これはジェームスヤングの言っていることと違いはない。じゃぁヤングの本だけを読んでおけばいいのか、というと、そうではない。この本には実際に人間が行動することから発生する暖かさがある。過程がある。　

　成功の定義を「人類に対する良い影響」と定めたところにも、非常に共感した。