
- 作者: 守屋淳
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 3回
- この商品を含むブログを見る
長いこと「いつか読みたい」とAmazonのウィッシュリストに放り込んであったこの本。 著者の守屋さんは、プレジデント誌だったかな、かつて私が読んでいた雑誌のどれかに連載をもたれていて、短いながらも含蓄に富んだ言葉と解説に毎度感心していたように記憶しています。(記憶違いだったりして)
市内の図書館に行ったら、たまたま通り過ぎた本棚で本書と目があって、速攻連れて帰ってきました。
論語のもともとの言い回しにこだわるのではなく、「要するに」と本質を捉えてわかりやすく伝えてくれる本です。
ただし率直な感想として、「一度読んでもわからない」。わかりやすいのにわからないとは矛盾しているようですが、とにかく内容には説得力があるので、読んでいる間は背筋も伸び、心から納得している(と思う)。しかし、ここで得たものは「知っている」事に過ぎず、「わかっている」状態にするには、経験を積みながら何度も読み返し、自分の言葉で置き換えながら、自分なりの「要するに」を見つける必要があるのだろうな、と思いました。
本書で、なのかどうかわかりませんが、論語とのつきあいは一生かかる、細く長くなるものなのかもしれません。
.