『ストーリーで学ぶ経営の神髄』ゴールドスミス編

ストーリーで学ぶ経営の真髄

　私の尊敬するゴールドスミスの編による各界活躍者のストーリー集。

ここに載っているストーリーはすべて、ゴールドスミスが「良い話」と認めたからこそ採用されているであろうし、確かに各ストーリーは参考になるし、時に非常に刺激的でもあります。

　が、、最後まで入り込めずに、特に後半からは半ば義務感でページをめくっている状態でした。

　ひとつひとつの話が短かすぎて、本当はもっと多くの検討考察をしてようやくたどり着いたであろう成功が、あたかも簡単に解決してしまったかのように読めてしまうのです。できればこの本の中から、ゴールドスミス超特選お勧めの８人を抜き出して、８章建ての本を作ってもらいたいくらいです。

　最近、書籍紹介系を含め、こういった「寄せ集め本」が多い気がしますが、こういうのは普通に読んだらダメですね。　「眺める」というか、ぱらぱらと「めくって」、目についたところで立ち止まるような、そんな読み方をしないと。

　ひとつひとつの話が独立しているのだから、どこから読んでもいいし、どこを読まなくてもいい。自分自身の本の読み方の変化が必要だな、と感じました。

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