
- 作者: 石黒圭
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: 新書
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『文章は接続詞で決まる』や『「読む」技術 速読・精読・味読の力をつける』の石黒圭氏の著作。
内容としては、私の提唱している(←勝手に言っているだけですが)「勘違い読書法」とつながる部分があります。
コンテキストが明確になっているばあいは、それをしっかりと押さえ、不明確な場合はそれが結果として誤りであっても良いので、自分なりに「予測」をしながらコンテキストを仮置きして読み進める。そんな読み方です。
答えを予測するだけでなく、方向性を予測するなど、「なぜ?」「どうして?」「どうなるの?」を自分の頭の中で考えること、すなわち、読書の文字情報をインプットトリガとして、脳内での「反応」を楽しむ読み方と言えるかもしれません。
本書は「予測させて、それを裏切ることによる文章のおもしろさ」など、書き手側のテクニック(?)も紹介しており、幅広い。
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