- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/12/15
- メディア: 単行本
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余り詳しいわけではないが、私のなかで、何かふとした拍子に回帰したくなるのが、ギリシャ哲学 と 論語 である。余談だが、ギリシャ神話を含む神話の世界も、年に何度か調べてみてはすぐに忘れることを繰り返している気がする。
ということで読んだ本書。
・対話と会話の違い。
・途中で気づきがあっても意見を変えてはいけないと思っている人の多さ。
・ディベート(笑)
二択問答法はスッキリする反面、問題点も含有していることを明記されていることに、非常に共感しました。
意見をはっきりとさせないデメリット(というかイライラしますよね)は当然としても、常に「A か NOT A か」あるいは「A か B か」の割り切りで物事が判断できると考えている人がいるとしたら、人間としてあまりお近づきになりたくないものです。もちろん「おおむねA」と表明する際に「どのようなケースでAではなくなるのか」という部分を含めて議論を進めることで、その部分を議論のスコープ外に置いたり、割り切ったりして、有用な時間が過ごせるのだろうと考えています。
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