sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

優しい会社

優しい会社

優しい会社


 なんとも心揺さぶられる本でありました。

各世代間にまたがる、越えられない壁。それぞれの時代をひっぱってきた「古い考え方の」上司たちの若き時代にタイムスリップし、一緒に仕事をすることで、その時代なりの活躍方法を目の当たりにし、そして上司たちのいまの言動の理由に迫ります。


 物語なので、内容についてネタバレとなりそうなことは避けますが、「理解不能」と思える相手に対しても、時折漏らすちょっとした事からその背景を考えることで理解は可能なのだな、と夢を見させてもらえました。


 状況設定が秀逸。久々に入り込んで読んだ一冊でした。こうやって日本の各時代に当てはめ、更に春夏秋冬の各季節に例えてみると、「70年周期説」もなるほどと思いますね。

.