日本語には同音異義語というものがあります。「箸」と「橋」を例に取れば単語自体のイントネーションが異なることで区別をすることができますし、一休さん的に「橋」と「端」ならば、「このはしわたるべからず」はイントネーションが一致しているので、さらに広い前後の文脈で判断する必要があります。
今回気づいたのは、「単語自体のイントネーションは同じなのに、周囲のイントネーションで意味が変わる」単語です。これは不思議。
まず発音してみてください。
「すごしやすいおんど。」
どういう意味に解釈して発音したでしょうか。多くの人は「過ごしやすい温度」と解釈して「すい」のあたりが下がる発生をしたことでしょう。 では、その「すい」の部分を下げずに発音してみると・・・・
「すごしやすい音頭」
どうですか。 「おんど」の部分のイントネーションは変わっていないのに、盆踊り大会になってしまいました。そんな曲があるのかどうかしりませんが、おかげさま音頭とかありがとう音頭があるくらいなので、あっても良いでしょう。
単語そのものではなく周囲の発音が変わっただけなのに、それが単語の意味を決めてしまうというのは、おもしろいですね。
「部屋の中の温度」「凍えるような音頭」など、応用範囲はとても広い言葉です:-)
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