帰宅が遅くなってしまったので、前半は録画早送り観戦。中間スプリント後あたりにリアルタイムに復帰しました。
第3ステージは前半から5人の逃げ。40km以上を残して一旦捕まりそうになりながらも上手に泳がされて、10km付近(だったっけ)で最後の2人も吸収。スプリント勝負になりました。
HTCが5km近くを残してコントロール開始。先頭のアイゼルが抜けた時に後ろの選手が何人も何度も驚いた顔で振り返るのが印象的でした。「え、もう?」「マジ?」「マジかよ?」「ぬ、、ぬけちまったよ。。。」
不運もあったとは言え、ここまでアイゼルがHTCのブレーキになっていますね。心配です。主に心理状態やチームの空気が。。。
1kmを切り、最後の左カーブを抜けてからのゴール前できれいなコントロールを見せたのがガーミン。ミラーが抜け、マイヨジョーヌのハスホフトが牽き、きれいにジュリアン・ディーンに引き継ぎ、タイラ・ファラーが両手で「W」の字を作りながら勝利。ハスホフト自身も抜けた後にそれなりにしっかりもがいて点を取りに行く(というかライバルから奪いに行く意図もあると思いますが)のが好感度アップでした。
それにしても、タイラ・ファラーですよ!! ジロのウェイラント追悼パレードでは「10人目のレオパード=トレック」に入れてもらった、あのファラー。単純な根性論は信じないけれども、「思い」ってパワーに代わるのだなと改めて実感した勝利でした。WはウェイラントのW。 感極まった表情で天を指すでもなく、ニコニコと「W」で思いを表す。スマートだなと思いました。
その他コース中の見所は、
・サン・ナゼール橋: 大きな橋ですねぇ。初めて見ました。この橋のてっぺんに山岳ポイントが設定されているのに笑っちゃいました。安全のためか観客は入れなかったようで、山岳ポイントなのに客がいないというのも珍しい光景です。ラボバンクなどが中切れ作戦を仕掛け、一時バッソが取り残されたりしました。
・中間スプリントポイント: 逃げ集団の中でも、後続メイン集団の中でも、ポイント争いがありました。緊張感があり、やはり盛り上がりましたね、今年のこのルール変更。
あとは比較的まったり。
第3ステージ結果(集団スプリント)
1.ファラー(ガーミン)
2.フェイユ(ヴァカン)
3.ロハス(モビスタ)
4.イノー(AG2R)
5.カヴェンディッシュ(HTC)
6.ハスホフト(ガーミン)
7.ジュリアン・ディーン(ガーミン)