sakaikの日々雑感~日常編

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取締役会の改革

 本書で対象とされるような規模の会社の取締役を引き受ける予定があるというわけではないのですが、読んでみました。積ん読の中に埋もれていて、なぜこの本を買ったのかさえ思い出せないのですが、おそらく何かの書評で目にしたのでしょう(TOP POINT の可能性が高いけど不明)。


 この本に書かれていることは、一見すると当たり前すぎるほど当たり前なことばかりと感じました。

 ・ちゃんと役割を果たす自覚を持って

 ・役割を果たせない人はお辞めいただいて

 ・イエスマンにならないで

 ・コミュニケーションをしっかりとって

 ・一体となって会社を運営しよう


 こんなことをわざわざ事例を含め一冊を割いて論じなければならないほど、取締役会の運営は難しいというのが、世の中の大企業の実態なのかもしれない。

 ただでさえ難しい問題を容易に含みがちな人間関係であるのに、それなりの成功体験による(この場合は害となる)プライドを身につけてしまった人の集団における人間関係は、「ちゃんと考えて相談して解決しましょう」という基本的な行動を取ることさえ忘れさせるものなのかもしれない、と本書を読んで思いました。


 もし今後、自分がこういう立場の中に身を置くことになった時、この本で述べられていたことが実感となるのかもしれませんね。


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