3月末東京開催の予定だったフィギュアスケートの世界選手権。震災により中止となり、たった1ヶ月の準備期間でモスクワが引き受けてくれました。会場に掲げられた「スパシーバ・ロシア。サンキュー・ワールド。がんばろう日本」の幕が心に染みる今回の世界選です。
男子シングルは小塚がフリーの技術点では最高をマーク。ショートの貯金と、破格のプログラムコンポーネンツでチャンが優勝しましたが、2位となり、素敵な演技を見せてくれました。
デースケこと高橋は最初の4Tで左シューズのビス(?)が取れる事故。なんとか時間内に修理して再開したけれども、最初のエレメントは飛んだことにされて、1T判定。まるまる10点を失った計算になります。その他のジャンプもシューズの状態がやはりいつもと微妙に違うのか、3A,3S,3Lzことごとく減点。今回はツキがなかったと思うしかないでしょうけど、本当に残念でした。
オダは、、、もう、準備したプログラムを着実にやることに専念してください、と言いたい気分。今回もザヤりました。結果、3A+3Tが丸々無効となり約14点相当を失ったことになります。んー。。。もう、、、残念。。
女子は、安藤が本当に素敵な演技でしたね。以前は実力以上に騒がれ先行的な面もあってあまり好きではなかったのですが、安定感とスピードがあって、常に何かをやっていて、素晴らしかったと思います。
レオノワはショートではマカロワの後塵を拝したけれどもフリーでは技術点で安藤に次いで2位の得点を挙げて総合4位に。テレビ解説杉田さん(でしたよね?たぶん)の「日本で言えばオダ選手みたいな・・・」に大笑い。喜怒哀楽が本当に激しいですよね。オダよりも「喜」の表現が強烈だけど(笑)。
ペアは、サブコビー(サブチェンコ/ゾルコビー)が優勝。カワルノフ(カワグチ/スミルノフ)は惜しくも4位でした。タカトラ(高橋/トラン)はフリーでミスがあり9位に沈んじゃいました。残念。
アイスダンスは、デービス/ホワイトが逆転優勝。バーチュ/モイヤが2位。そしてなんとシブタニ兄弟が3位に! これは嬉しい!!
チョックさんチームは9位だったようです。ジュニアでブイブイ言わせていた年には期待していたのですが、シニアに来てからなかなか開きませんねぇ。
リード姉弟は13位。第3のリードは18位。今の実力相応なのだと思いますが、それでもつい「もっと上を!」と期待してしまいますね。
ということで、やっと、フィギュアスケートのシーズンが終了しました。これで心置きなく自転車シーズンに突入できます。来週からは早速、ジロ・デ・イタリア。
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