sakaikの日々雑感~日常編

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ジロ・デ・イタリア2010第11ステージ。どうしてこうなった?

 このステージをヒトコトで表すと、「どうしてこうなった!?」


 放送が始まったときには、「50人以上の逃げ集団」。もちろんこれはマリアローザ視点で見た場合。
マリアローザヴィノクロフクネゴ、ニバリ、エバンス、バッソ、カルペツ、ポッツァート、ガルゼリらが「置いていかれた」と評するのが適切な気がします。一時「逃げ集団」とマリアローザグループの差は17分以上。どうしてこうなった!?
 前には、サストレ、ウィギンス、アロヨら。
 総合ジャージを着ているチームが結果として取り残された形になったのだけど、そこにエバンス、バッソらも一緒に居たというのもまた驚きです。アスタナ任せだったのか。そのアスタナには集団をコントロールするだけの(逃げをつぶすだけの)チーム力がなかったのか。後半、バッソヴィノクロフ自身が集団のローテーションにまわるシーンも見られました。
 最終的には13分弱の差でゴール。後ろに居た総合陣は大きくタイムを失い総合12位になりました。


 ヴィノクロフ視点での主な選手(主観)との比較です:
 

アロヨ       -8:16
ゲルデマン   -4:24
サストレ     -2:49
ウィギンス   -1:44
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ヴィノクロフ  0:00
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エバンス     +1:12
ニバリ       +1:30
バッソ       +1:51
カルペツ     +2:34
ガルゼリ     +2:44
クネゴ       +3:05


 ヴィノ応援の観点からは、アロヨの8分はかなり大きいけど山1つまたは2つで追いつくかな、追いついて欲しいな、と希望的観測。あとはサストレの3分近くが怖い。山頂ゴールで振り切って欲しいですね。ウィギンスは個人的には楽観視しているけれども、意外と着いてきちゃうので怖いかも? 


 なんだか、こう、今年のジロは「力のぶつかり合い」とか「作戦の妙」とかでない部分で勝負がついてしまうので、意外性という点では面白いけど、本当に自転車レースとして面白いかと問われれば、微妙な感じ(今のところ「No!」と答えます)。本格的な山岳に入ってからのステージに期待しますか。
 アラシロは46:31遅れの最終グルペットでゴール。155位。総合 1:53:31 遅れの148位。

 ステージ11にちなんで(?)11人がリタイア。

11 DNF  Adam Blythe         (GBr) Omega-Lotto
11 DNF  Alexsandr Dyachenko (Kaz) Astana
11 DNF  Enrico Gasparotto   (Ita) Astana
11 DNF  Adam Hansen         (Aus) HTC
11 DNF  Valentin Iglinskiy  (Kaz) Astana
11 DNF  Alberto Loddo       (Ita) Androni Giocattoli
11 DNF  Jeffry Louder       (USA) BMC
11 DNF  Rene Mandri         (Est) AG2R
11 DNF  Martin Pedersen     (Den) Footon
11 DNF  Thomas Rohregger    (Aut) Milram
11 DNF  Mauro Santambrogio  (Ita) BMC