sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

語学力ゼロで8カ国語翻訳できるナゾ

 いやぁ、おもしろかった。

 どこかで目にして気になっていた本だったのだけど、副題の「どんなビジネスもこの考え方ならうまくいく」というのを見て立てていた予想は、、、、

 ・語学力ゼロだし、自分でできないってことだし、

 ・つまり自分でやっちゃいけない、できる人に上手に頼むのだ!

というものでした。自分ひとりが手を動かしてできることなんて限られている。だからチームを作ると強力なのだ、と。


 しかし、この予想はまったく裏切られました。自分のチカラで翻訳するというお話でした。いや驚いた。


 キーワードをひとつ挙げるとすれば、「工夫」。


 同じ作業をしているなーと気づいたら、自動化。ほとんど判断の入らない、機械的に処理できるものに自分がいちいち手をかける必要はないという気づきや、少しでもキーボードのタッチ数を減らす工夫をすることで、トータルの時間に差がつくとか。

 細かい部分では「MS-IMEではなくATOKをつかえ」という話。私も至る所で言っていること(といっても仕事がはやくなってもらいたいと思う相手にしか言いませんが)なので、同じ考えに出会えて嬉しく思いました。


 この本は、徹底的に「翻訳」という仕事について、工夫のポイントや「こだわり」の大切さを語っていますが、具体的な作業方法ではなく考え方など、「こういう着想もあったのか」等、他の仕事をしている人にも何かヒントになる部分があるのではないかと思います。

 すらすら読みやすい本でもありますので、仕事を早くできるようになりたい人には、さっと読んでみることをお勧めしたい一冊です。


.