人生で大切にすること

人生で大切にすること

　最近、乱読する本の選定眼が鈍ったのか、このところ、期待と異なる本を選んでしまうことが増えてきた気がします。この本もそんなひとつ。

　「いわゆるビルゲイツ」のお父さんであるビルゲイツ氏の考えや半生がわかる、ありがたいと思える人にとってはおそらくありがたい本です。

　単に「ぼくはこう思ってます」「ぼくのやってきたことサイコー！（間違ったなと思うこともちょっとはあるけどノープロブレム）」「うちの子もサイコー！」「ぼくの考えは正しい。それと異なる考えで活動している友人、アホ」ということを、だらだらと書きつづってあるだけの本だと言って良いでしょう。

　私は特にマイクロソフト嫌いというわけではありませんが、アンチな人たちにとっては「あぁやっぱりこの環境で育ったアレか」と、MS嫌いに拍車がかかることと思われます。

　我慢して最後まで読んだけれど、この本を読んで何故か「老害」という言葉が頭を過ぎりました（この本自体が老害と直接の関係があるわけではありません、為念）。

　私の周りのひとには勧めることはないだろうな、という一冊。

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