新版 わかる!管理会計―経営の意思決定に役立つ会計のしくみを学ぶ
- 作者: 林總
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/29
- メディア: 単行本
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何年も前に、何かにひっかかって購入したまま、積ん読順位がなかなか上がらなかった本書を、読んでみました。ごめんよ、2年以上も詰まれた状態で。。。
餃子フレンチの著者の方だったのですね。その本は読んでいませんが^^;。
この手の本にありがちな「会計学ありき」ではなく、「何のためにさまざまな会計手法を使うのか?それは経営に役立てるため(判断するため)だ!」という、非常に重要な本質に立脚した論は、非常に心地よく感じました。
ただ、私の経験分野や現状などとのアンマッチなのか、個別のエピソードの紹介は納得して読み進めるものの、どうしても自分の中でそれを一般化できない(あくまでもそのエピソード固有の問題解決)のです。
要するに、様々な状況に応じて様々な解釈や手法の選択があり、結局は個別対応なのだ、そのために幾多もの事例やルールを把握しておく必要があるのだ、、、ということなのかなと思ったのですが、どうでしょう。
アタマの中に、もやもやっと何かが残ったような残らなかったような。この感覚が、何年か後に自分が必要となったときに役に立ってくれるかもしれないようなしれないような。そんな期待を持たされたような持たされていないような、そんな不思議な読後感でした。
伝え方が上手なのでしょうね。読んでいる時にはわくわくしながら読み進めていたのです。だからこそ、この日記を書こうとして、ふと内容について具体的に残っていない自分に愕然としたのでした。
でもこれだけは言えます。「印象の良い本でした」。内容についてはこの本の想定読者かもしれない方のブログなどで紹介されていることでしょう。私は(自分がわからなかったなりにも)、尋ねられれば「まぁ、読んでみたら?」と勧めるであろう一冊です。
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