マスコミが思わず取り上げたくなるプレスリリースのつくり方・使い方
- 作者: 蓮香尚文
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2006/02/16
- メディア: 単行本
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最近、プレスリリースなるものを書くようになって、いかに自分がこういった文書を書き慣れていないか(書いていないのだから当たり前!)思い知らされました。 伝えたいことをぜんぶ埋め込みたいけれども、実際には一部を切り取ってピンポイントで書かなければページが無駄に増えてしまう。そんな「産みの苦しみ」を味わいました。
そんな中でAmazonを検索してみたら琴線に触れたのが、この本。 たまたまその日の夜にこの出版社の方にお会いするタイミングだったので、どんな本なのか聞いてみることにしました(すいません、都会のようにリアル店舗に恵まれていないので、もっぱら書籍探しはAmazonなのです)。いわく「それ、私が作った本ですよ」。
・・・・購入決定です(笑)。
本に限らず創作物って「ひと」が大切で、本の場合は著者にスポットが当たりがちですが、編集者さんの存在だって大きいのです。単なる作業者というわけではないのだから、編集者さんだって自分の作りたくない本は作らないでしょう? この人が作った本なら安心!という面は非常に大きいのです。
ということなので、「購入決定です」は単なる義理ではなく、そんな背景からです。
この本。たくさんの事例が紹介されていますが、幅広い分野の事例を紹介するということはすなわち自分が直接関心のある部分が減るということでもあります。230ページすべてが自分のために書かれたと思わず、その中の一部でも役に立てられるためにこの本を読むのだ、という割り切りは必要でしょう。
ということで私。真剣に読むのは前半の42ページまでということになりますが、これがまた非常に濃い。この手のお仕事を一度でもされた方には、もしかしたら当たり前なのかもしれない(それすら私には判断がつかない)のですが、試行錯誤で悩んだ身には、非常にコンパクトに要点がまとまっているこの本からは学ぶことが多くありました。 著者の名前をもじった「7大原則」は、やや著者の自己満足かなと感じましたが(笑)。
Web上でよく見るようなプレスリリースとはややスタイルが異なり、この点では私の期待していたものと若干方向がずれていましたが、前半で説明されている本質的なお話は大変参考になりました。
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