ダイソンから発売される「羽根のない扇風機」が話題になっています。従来の「扇風機は羽根を回すもの」という発想の枠から飛び出したという点ですごい製品だと思います。何よりもそういうものを作ろうと思った発想が面白い。
面白いついでに「発想の転換」というものについて考えてみると、扇風機から羽根をなくした程度の転換なんてたいしたことがないんじゃないかということに思い至ります。「扇風機とは風が出てくるものだ」という発想自体が固定観念だとすると、「羽根は回るが風のでてこない扇風機」という道具こそ、真の発想の転換だと思います。
ゼロパーセントのビール*1がもてはやされる時代、風の出ない扇風機や処理をスキャンしてくれるシュレッダー*2、映像は出ないけど自分の姿を映し出してくれる大型テレビ*3、ゴミを吸ってるフリして実は何もしてない掃除機など、発想の転換を極めるとユニークな製品開発につながるのではないでしょうか。
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