sakaikの日々雑感~日常編

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世界選イタリア3連勝!/ベッティーニ引退

 今年の世界選も興奮しっぱなしでした。 前半3人の逃げは最大18分近く。さすがに開きすぎたかなというレース中盤から、ずっとイタリアがレースを作っていきます。消耗しながら終始ペースを高く保ち、集団活性化。何度かアタックがかかり、時にイタリアの選手らが前に出たときには後ろでベルギーやドイツの選手が引くシーンも。

 何度も逃げは吸収され、決まったのは準アシスト級の選手らが形成した10人を越えるやや大きめの逃げ。主要国の選手がそこに入ってしまったため、また主要国のアシストが後ろの集団にほとんどいないという状況でもあったため、後ろの集団も追うに追えず。


 後ろに残されたのは、ベッティーニツァベルバルベルデボーネンフレイレシュレック兄弟、シューマッハー、シャバネルなど、本来この人たちで勝利を争うはずだったであろう選手たち。

 お見合いし、様子見をし、、、、しばらく後にベッティーニが集団の面々の肩を叩きながら話しかけているシーン(私には「挨拶をしている」ように見えた)を見たときには、泣きましたね。。。今日のステージでベッティーニの勝利なし、3連覇なし、が確定した瞬間でした。


 先頭集団ではアレッサンドロ・バッランがゴール前数キロ(4kmくらいだったか)からアタック。お見合いになり誰も追えず。そのまま逃げ切ってバッランが勝利でした。ベッティーニは勝てなかったけれども、イタリアチームとしては万全の体制で勝ち取った3連覇。 同一国が世界選3連覇するのは51 年ぶりだそうです。


 後続の「エース集団」は5分近く遅れてゴール。 みんなさっぱりした顔をしていて、見ていてなんだか救われました。 ツァベルベッティーニが集団の前方に位置してお互いを称えながらゴール。 隣でチームメイトの勝利にはしゃいでいるトザットもまた世界選らしいお祭り感で感動しました。

 ベッティーニが3連覇していてもこれから1年間アルカンシエルを見られなくなってしまうわけで、そういう意味でも後継者たるバッランがアルカンシェルを獲ったのは、すべてきれいにまとまったかなぁという気がしています。


 それでもやっぱり、、、、寂しいですねぇ・・・ ベッティーニの走りは今日が最後。 ツァベルも今年で最後なのであと1,2レース。 スター性を持った選手がどんどん辞めていく中で、次の世代のカリスマがなかなか出てこないことに一層寂しさを強く感じています。

 

 それにしてもいいレースだったなぁ。。。 去年も同じようなことを感じた気もしますが、今年も、やっぱり世界選が1年間のベストレースだったと言えると思いました。力の入り方が全然違います。ツール21日間のパワーと興奮がこの一日に凝縮されていると表現しても良いのではないかと感じました。


 日本人選手は3人出場していたのですが(ノデーラ、アラシロ、イノウエ)、なんとアラシロが完走しました!トップから22分くらい遅れての最下位ですが、それでも途中まであのペースについていって、「たったの」22分遅れで260kmを走りきったのだから立派! 来年どのチームで走るのか判りませんが、更なるメジャーレースでの活躍に期待です。 たぶん最後まで2人で走っていたのに、ゴール前でのブービー争いに負けたのかな?というタイム差でした。映像見てみたい(笑

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