sakaikの日々雑感~日常編

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天文学者はロマンティストか?

天文学者はロマンティストか?―知られざるその仕事と素顔 (生活人新書)

天文学者はロマンティストか?―知られざるその仕事と素顔 (生活人新書)

 とある書評で、さだまさしの「天文学者になればよかった」と言う曲を引き合いに出している本だということを知ったので読んでみました。

 しかしなかなかこの曲の話が出てこない。最後まで読んでようやく出会えたその場所は「あとがき」でした。

 実のところ読み始めたらばそんな「目的」のことなど忘れて、この本に入り込んでしまいました。それくらい幅広く、「ひと」の温度間が伝わってくる楽しい本でした。

 1,2年ほど前に私がデジタルSLRのカメラを買った時に撮りたいと思ったもののひとつが星の写真でした。長時間シャッターを開けておいて、いっぱいの星を撮りたい、月を撮るにはどうしららいいんだろう、などと色々考えていました。 私の無精もあり未だその小さな夢は実現できておりませんが。

 またこの1ヶ月くらい深夜に家に帰ると、真上に大きな北斗七星が見えます。北斗七星、オリオン座、カシオペア座くらいしか知らない私ですが、この北斗七星の大きさには息を呑みました。今冬初めて北斗七星を認めた時には、その大きさに圧倒され、しばらく家の玄関前で見上げてしまいました。たぶん口をあいていたと思います(笑)。


 そんな「勝手ロマンチスト」な私ですが、宇宙の想像を絶する大きさ(の存在)をふと思い出すことで、自身の身の周りに起こる様々なできごとのうち大局に影響を与えないような些細なことにカリカリしていることに気づかされるという効果もあり、未知の(しかし日常生活で自分に危害を加えてはこない)宇宙というもののふところの深さに畏敬の念すら抱くのでした。

 

 ・・・というようなことを、この本を読みながら考えてみました。

国内や国外の望遠鏡で一般公開しているものが結構あるということを、この本で知りした。タイミングがあえば色々と訪れてみたいなと思いました。特にマウナケアの展望台は、昔NHKで「宇宙なんちゃら紀行」みたいな題名だったと思いますが NHKスペシャルでやっていて、ラスカンパナス天文台とか、マウナケア火山などの名前が何十年も耳に残っているので、もし訪れることができたら感慨深いのだろうな、と想像しました。


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