やらなければならないことまたはやりたいこと（TODO）には、互いに依存関係を持つものと、違いに独立して並行できるものとがある。
しかし、ここで言う実務的な「依存関係」とは別に、行動を抑制してしまう依存関係がある。互いに依存しないTODOでありながら、片方が終わらないともう一方に手をつけられない、「事実上の依存関係」である。たとえばこんな感じである。
・出版記念パーティのお礼を書かなきゃ。＞書くのに約15分
・ぽろっと書きたいことがあるなぁ＞書くのに15秒
というような２つのTODOがある場合、前者が完了するまでは気分的に後者の作業にかかれない、という現象だ。礼もかけないほど忙しいはずなのにバカ話なら書ける、自分にとって礼とはその程度の位置づけなのだとは思いたくない気持ちが、このようにさせるのである。
これは非常に困る。困るがきっと後回しにすればずっと後回しになったままになる可能性もあり、これはもっと困る。このことを私は「行動的フンヅマリ」と呼んでいる。
ともかくフンヅマリを起こしているTODOを最優先で片づけること、そこに集中できる行動様式を習慣化すべきなのであろう。言うは易し行うは難しである。
