伊能忠敬記念館に行きたくて、ついでに周辺で見て回れるものってあるのかな?と調べていた中で、結構観光に力を入れている街らしいということが分かってきました。千葉県の香取市の佐原(さわら)。
8月下旬の平日(木曜日)なのに、たくさんの人が観光で街を散策していました。
忠敬記念館と生家の付近は、古い町並みが保存されています。この決められたエリアだけが際立って古いわけではなく、その周辺もしっかりと雰囲気を保っているのが、素敵です。川にはお船もあり、遊覧できるようです(私は今回は時間がなかったので利用しませんでしたが)
佐原は利根川の水運により栄え、昔は20軒以上の酒蔵があったそうですが、今も残っているのは2軒だけ。そのうちのひとつ、東薫酒造さんを見学してきました。あろう事かお店の外観を撮影していないという失態。お店が見えたとたんに興奮して、わーーーっっと近づいていったんでしょうね(笑)。
見学は一日に数回(結構多い)時間が決まっていて、丁寧に蔵の中を回って見せていただけます。大きなタンクがたくさんあり、昔ながらの冷却装置(タンクのまわりに水の入ったチューブ!)があり、製造途中のお酒を移したり櫂を入れたりするための工夫(以下写真)があったり。
お店のおかあさんとおねえさんが丁寧に説明してくださり、「さらっと呑めて、きゅっていう臭いが口の中にいつまでも残らないような」という私のリクエストで勧めてもらったお酒をいただいて帰りました。家で呑んでみたところ、卯兵衛が最高においしかったです。ふさこがねはお米が珍しかったので私が選びましたが、お行儀の良いお酒でこれも私好み。高級なお酒である「叶」は、まだ呑んでいません。なんか良いことがあったときに呑むんだ!
雰囲気もよかったし、おいしいお酒を造られているので、日本酒好きの方にはぜひお勧めしたいです。私もまた行きたいです(こんどは運転手を連れて)。
その他の町並みと香取神宮。
全体としてのんびりとして、空気がなんだか心地よい街でした。さわら。県内にこんな場所があったんだぁと嬉しくなるとともに、県外の人にも勧めたい千葉県でした。