PC(Windows)でMIDI環境をセットアップするのに苦労した(進行形)ので、忘れないようにメモしておく。
●使用機器・環境等
・Windows7 64bit(USB端子は当然アリ。MIDI端子はナシ)
・PCには、Sound Blaster Zx を搭載
・A-300Pro(Roland のMIDIコントローラ(キーボード))
・スピーカー&ヘッドフォン
・数十年前に買った、SC-88VL(RolandのMIDI音源)←使う必要が無いと思っていたが、結局使用した
・ソフトウェア:SingerSongWriter 10 Professional
●やりたいこと
・MIDIキーボードを使用した打ち込み(木管五重奏の曲を打ち込むとか)
・録音機能を使った多重録音(リコーダーアンサンブルを一人で演奏するとか)
●悩んだところ
・MIDI打ち込みでの遅延(ソフトウェア音源使用時)
例: MIDIキーボードを押下してから音が出るまでに0.25secくらい遅れる(メトロノームを鳴らしながら ♩=120で八分音符をドレドレドレ・・・と弾くと、きれいにレドレドレドとひっくり返ったタイミングで発音される)
例: MIDIキーボードを使用せずに数値入力したシンプルなフレーズを、メトロノームを鳴らしながら再生するとメトロノームよりもワンテンポ遅れて発音される
(注:ここでいう「メトロノーム」は、SSW10の機能内のメトロノームのこと)
・録音での遅延
例:1パート録音後、それを再生(ヘッドフォン)しながら次のパートを録音し、再生すると、後から録音したパートがワンテンポ遅れて聞こえる。とりあえず録音後にパート全体をずらせばぴったり合うのだが、なんとも気持ちが悪い
●とりあえずMIDI側の問題は解決
切り分けていくと、どうもソフトウェア音源の処理に時間がかかって遅延が発生していると予想されたので、ここで登場したのが、10年以上も火を入れていなかった SC-88。
しかし、SC-88には、いわゆるMIDI端子しかありません(USBなんてなかった)。苦労の挙げ句にたどり着いたのが、以下の構成。これでキーボードを押した瞬間に音は鳴るし、再生時にもメトロノームとの発音タイミングの差がなくなりました。ハードウェア音源、やっぱりすごい!!!!
(ただし、ソフトウェア音源の設定を私が正しくできていない可能性も残されているので、ハードウェア音源以外の解決方法がないわけではないことに留意)
ちなみに、PCからとMIDI音源からの両方からスピーカーに出力しているのは、メトロノームはPC音源から、MIDIの音はMIDI音源から発音されているためです。
追記:これをアップしたあとに「もしや、ソフトウェア音源の指定が正しくないのでは」と思い至り、調べてみたところ、VSTiプラグインを指定したら遅延せずに発音されるようになりました。しかし、音がプツプツプツプツ。聴くのにストレスを感じるものだったので、今のところのベストプラクティスは依然として、「ハードウェア音源の使用」と思っています。
●録音側の問題は未解決
再生している音に合わせて演奏をすると、0.25sec程度のレイテンシが発生している現象に遭遇している。本件の切り分けは、まだ。 さしあたって録音後に、後から録音したものを少し前にずらして合わせることで対応しているが、なかなか一発で合うものでもなく、ナンセンスな作業であると思っている。
ASIOドライバを上手に使うと良いのだと思うが、SoundBlasterには OUT のASIOしかなく、SSW付属のASIOはIN/OUTあるものの、指定してみても改善されなかった。追加ハードウェア(TASCAMのUS-144MK2)の導入も含め、引き続き検討したい。
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