sakaikの日々雑感~日常編

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『感情暴走社会』

 行動コントロール、ホンネとタテマエ、バランスとり。

「思い込み」を瓦解させるために「その他の部分の可能性」をひとつひとつ、その割合とともに尋ねていく手法。


 和田さんの本を特に追いかけているというわけではないけれども、時折、たまたま手にすることがある。そのときに感じる心地よさや共感は何だろう、と疑問に思っていたが、なるほど本書を読んで納得した。

 和田さん自身、クライン学派の「患者に対してズバズバ厳しいことを言ってでも気づかせる」という手法に違和感を感じ、コフート学派の「相手に共感し、褒めることを基本とする(自己愛)」という考え方に軸足を置いているそうだ(P.142)。私自身の考えかたの基本もまったく同様であるため、このことを知らなかった頃であっても、和田さんの言葉への共感が大きかったのであろう。


 ちょっと気になってきたので、和田さんの本をもう少し、読んでみようと思った。

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