sakaikの日々雑感~日常編

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宅建試験を受けてみた

 はじめは遊びのつもりが、いつの間にか本気に・・・・。


 春から初夏にかけてを引越しの手続きを進めていくときに、不動産屋さんにいろいろ教えていただいて興味を持ったので、宅建関係の本を読んでいました。

 縁があったのだから、せっかくだから試験を受けてみようかと思いました。受からなくたって何も困らないのだから、気楽なもんです。

 「たっけん」というのの勉強を頑張っている人は、今までも知り合いに何人もいましたが、ずっと「住宅なんたら検定」だと思っていたというくらい、宅建のことを知らなかった私です。(正しくは「宅地建物取引主任者試験」。たっけんの「けん」は検定の検じゃなくて、建物の建です)



 学習書を読んでいるうちは、新しいことの吸収にわくわくして楽しかったのですが、試験対策として過去問を解き始めたら一転。 なんでこんなことしてるのー。わけわかんないしつこいにほんごー。細かいひっかけじゃーん、、などと不満たらたら。 知らなかった分野について「雰囲気」を知るところまでが私の関心であって、試験に受かるための細かく正確な情報というのに、私は興味がないんだなぁと実感しました。


 そんな感じで、なんとなくな雰囲気のまま過去問を続けていたら、いつのまにか10月に。 受けるんだったらもう少しちゃんとやろうか、と本気を出し始めましたが、遅すぎ。2週間前にその気になって、1週間前から根を詰めてやったって、8月31日の学生さんですね(笑)。

 それでも得意分野を中心に確度を上げていって、「受からなくて当然」から、「あわよくば受かるかも」という感触を得るところまで来ました。遊びのつもりで決めた受験が、いつのまにか本気で受かりたいという気持ちになったのです。遅すぎますけど。

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 ということで受けてきました。

気の散りやすい私にとって、試験の「この時間は絶対にこのことしか考えない」ひとときは貴重な時間で、この時間の雰囲気はキライではありません。


 終了後にまもなく、各教育機関から解答速報が出たので自己採点。

思いっきり玉砕でした。

実は今回、一部の分野について「でたとこ勝負」、言い換えると捨てたのです。その他の分野を確実にすることで、捨てた部分については「運良く何割か当たれば」という作戦で。

 自己採点してみると、笑っちゃうくらい、その捨てた分野が不正解だらけ。7問連続不正解とかもう笑うしかないです(宅建の試験はだいたい分野ごとに問題が連続して並びます)。やってないものはできないという典型事例ですね。

 逆に、やった部分の正答率については驚異的(当社比)で、つまり捨てた分野を除く正答率が8割を超えている(=余裕で合格)のでした。試験範囲は全部ちゃんとやるべきですね。試験後に公開されていたTACの先生の動画コメント「この分野をきちんと身につけないと合格は有り得ません」が胸に刺さります(笑)。


 もともとが「知ってみたい」という動機なので、受かるまで毎年続けよう等のモチベーションもないのですが、最後に少し本気で「受かってみたい」と思うようになったし、今回学んだことは忘れるものではないので(数字等の暗記じゃなくて考え方だから)、来年の夏頃にまた本分野に興味をもっていることを祈るばかりです。


 こんな感じで、自分の本業と全然違う分野に結構ムキになってしまったお話でした。自己採点の結果は、かなり悔しいけど、普段の生活とはまったく違う部分の脳を使う体験は面白かったです。

 そうは言っても、こういうトライというのは同時にストレスでもあり、しばらくは本業関係の分野に時間とノーミソを使って行きたいなと思っています。えぇ「しばらく」の意味がどの程度なのか、それは「近いうち」の解釈が人によって異なることに似ているのかもしれませんが。


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