読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

sakaikの日々雑感~日常編

sakaikの日々の雑記。食べ物、読み物、お出かけ(旅行)などなど

どんな本でも大量に読める「速読」の本~高速大量回転法

どんな本でも大量に読める「速読」の本

どんな本でも大量に読める「速読」の本

 本書に書かれている内容はほぼすべて、今までの自分がどこかでやったことがあることばかり。でも、ここまで体系化し徹底して実施することは思いもしなかった。その点で本書はすばらしい。


 「知らないことは読めない」。

逆説的に感じる人も多いと思います。知らないから本を読むのだ、と。

でも、本当に知らないものは分からないのです。「に上も三の石年」という文字をぱっと見て元のことわざが頭に浮かびますが、「産はな者心き恒しな恒」を見てもピンと来ません。だから、本を読むのは、本に書かれている文字を自分の中にある情報とマッチングされる行為だと。つまり自分の中にどれだけの【ストック】があるかが重要だということです。


 ここで私なら「じゃぁ、いきなり知らない本に行くのではなく自分の隣接分野にするとか、易しい本から読んで積み上げていこう」と考えるところを、本書のすごいところは「今読んでる本」からストックを作ってしまおうとしていることです。

 構造(もくじや見出しなど)を把握し、目を通す。一度で分からなくてもいいから、とにかく読み通す。そして繰り返す。繰り返しているうちに「見たことある!」という【ストック】が自分の中に出来てくる、という論です(ちょっと乱暴にまとめてしまいましたが)。


 A4ペラ程度の資料でも「何を言いたいのかさっぱり分からないなぁ」という事もありますが、試しに何度も読むことを繰り返していたら、なんだか自分の中に「なじみ感」が出てきました。「知らない人」から「よく見かける人」になった感じ。ちゃんと理解できたわけではありませんが、まずその文書とお知り合いになれたので、ようやくコミュニケーションのスタート地点に立った、そんな気分です。(ちなみに、ぎっしり詰まった文書ではないので、概ね1回あたり3~5秒。たぶん20回程度を読みました)

 「一度眺めて理解(そして記憶)しなければならない」という強迫観念に支配されていたのかな、ということを自覚しました。



 この本、およそ60分弱の電車内で3回転しました。各章ごとにフォトフォーカスで眺めたあと普通に(速めに)読み、さらに、まだ時間が余っていたのでもう一度最初から高速に読みました。細かい「おすすめ時間配分」などは必要な時にまた拾い読みしたらいいかな、という感じです(忘れないうちにメモとして evernote あたりに整理しておきたいところですが)。


 フォトリーディングも「目から鱗」でしたが、それと上手に組み合わせると一層、この本の主張も生きてくるように感じました。

 いままで「悪い読み方」だと思っていたことを、必ずしも悪ではないと気づかせてくれたという点で、フォトリーディングも高速大量回転も「2011年に出会った、アレ」として私の中に残り続けるかもしれません。

.