第4ステージは、中間スプリントで一旦の盛り上がりを見せたものの、ゴール前までは5人の逃げを2-3分程度で泳がせる、まったりとした展開。
逃げは3kmちょっとの地点でつかまり、集団は2kmからのまっすぐの坂にそわそわ。最初に動いたのは「まさかの」とも言えるし「やっぱり」とも言える、コンタドール。1.3km地点から。
何人かの選手が反応し、コンタのほかは、ヴィノクロフ、エバンス、フランク、ジルベール、ハスホフト、ウランウラン、Sサンチェス、クレーデン、バンデンブロックの10人がひとかたまりに。 アンディは遅れ(最終的に8秒差)、バッソ、クネゴもタイム差(6秒)がついてしまいました。
ラスト500m付近で、右側にエバンスを先頭に、水玉ジルベール、コンタ、などが続く。ジルベールが大きく左に進路を取り加速したら、全員そっちの列車に乗り換えて、エバンスひとり残されちゃった。どんだけ信頼ないんだエバンス(笑)。
200mを切ると、エバンスが先行しコンタが番手という形に。50mを切ってコンタが右から刺そうとしたけれども刺しきれず、右手ガッツポーズもむあしく(あるいは刺しきれなかった悔しさで天をあおぐポーズだったのでしょうか)勝利はエバンス。
やっぱりエバンス、今回もゴール後のガッツポーズがありませんでした。以前勝った時にも胸元で小さくガッツポーズをしただけでしたよね。本当に地味なお方だ。それがまた好きなのですが。
ちなみにエバンスのツールでのリアルステージ勝利は今回が初めて(記録上は2回目)。前回は2007年13ステージのITTで、あとからヴィノの失格で繰り上げ勝利となったものだったようです。ちょっと意外ですね。昨年マイヨジョーヌをゲットした際にポディウムには上がっていたので、その印象もあったのでしょう。
ところでこのステージの放送には、アラシロ選手がゲスト出演。本当は毎日出演(要するにツール出場)して欲しかったところですが、それが果たせなくてもこうやって気持ちを切り替えて出演してくれるってすごいことだなと思います。クリムラさんだったら、あと3倍くらいおもしろい話を引き出してくれそうに思うので、ぜひもう1度、ゲストで来て欲しいなぁと思いました(クリムラさんは、安さんと男爵の相手もしなきゃいけない=勝手に決めている(笑)=ので忙しいですね:-))
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