sakaikの日々雑感~日常編

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無限と連続

無限と連続―現代数学の展望 (岩波新書 青版 96)

無限と連続―現代数学の展望 (岩波新書 青版 96)


 何を血迷ったのか急に読んでみたくなって手に取った本。

わくわくしながら最後まで読み進めたのだけど、後悔しているのは「もっと時間に余裕のあるときにじっくりと読みたかった」ということ。限られた時間の中で読み終えなければ、、という思いが強い状況の中で、じっくり考えたい部分をさらりと読み流してしまうなど、非常に勿体ない読み方をしてしまいました。


 無限を扱うということ。集合論で物事の「関係」を一旦断ち切って、それを群、環、体、そして束というものにより再構成していることなどの流れが、なるべく数式を使わない形式で解説されていて、私のように雰囲気を楽しみたい人にはちょうどよい構成となっています。

 (雰囲気とはいえ、もう少し考え、理解して読みたかったところです)


 コンピュータなお仕事をしている人には(特にデータベースを触るような人には)一度は目を通してもらいたいなぁと思う一冊です。

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