これは面白い本！ 私は本を買うときに実店舗で見ることはあまりなく、amazonで注文するのですが、届いた瞬間思ったのは「こんなに厚い本だとは思わなかった」でした。やわらかい感じの表紙から受ける印象は「いくつかの事例をまぜながら一般論を述べて終わり」というものだったからです。
400ページを越える本書は、非常に読み応えがありました。広い業界にまたがるツイッター(twitter)のビジネスへの利用事例。ツイッターの発生から、ツイッターに目を付ける人の巡り会い、利用の拡がりなどがこの本で「わかった気」になります(笑)。著者が主張している「ツイッターは(会社名のアカウントではなく)個人名で行うべき」も、必ずしも取材先に迎合せずに、一貫して述べられているので、その点でも「単なる事例たくさん紹介本」ではないことがわかるでしょう。
ツイッターを何らかのビジネスに利用したいと考えている人はもちろん、ツイッターというインターネットのサービスの上（中）で今何がおこっているのかを（主にビジネス利用の側面から）知りたい人にもぜひお勧めしたい一冊です。
.
