sakaikの日々雑感~日常編

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数独はなぜ世界でヒットしたか

 

数独はなぜ世界でヒットしたか

数独はなぜ世界でヒットしたか


 ニコリのカジマキさんの著書。数独の「単なるブーム」が一段落して落ち着いてきたことを受けて、引き受けた本だとのこと。「著書」と今書きましたが、実際は口頭筆記というか、インタビューにをライターさん(ジュンさん(30代後半))によってまとめられたものだそうです。


 本書のタイトルになっている「なぜ」には、直接は答えてくれていません。カジマキさんの自由気ままな経歴と経緯。好きなことをやっていたら(ただしやるからには本気)いい人に恵まれて、勝手に海外で流行っちゃった、みたいな話を軽妙に語ってくれる、そんな本です。

 

 「本屋さんに行くと言ってウルグアイの競馬場に行った」に負けずと劣らぬ軽妙さです。読んでいるだけでゴキゲン感いっぱいな空気で満たされます。

・・といいつつ、ふと「人を育てる」「任せる」という話になったときに、「あぁ経営者だなぁ」と感じる瞬間がありました。やっぱり一番考えているのは俺、早くみんなも俺のような視点、視野で仕事をできるようになってほしい、そういった本心は見え隠れします。そりゃそうですよ。 この本に書いてあるように本当に「ただ居るだけ社長」で、みんなも同じような判断ができるようだったら、本当に社長いらないですからね(笑)。 このあたりのエピソードを見て(なかなかこういう面は今まで出してくれなかったので)少しほっとした私でした。


 ニコリ好き、パズル好きなら目を通しておくことが必須の本でしょう。量は多くないのに加えテンポ感も良いので非常に短い時間で読み終えることができます。



 「数独」の名前の由来については、なんか昔言ってたのと違ってない? と思ったりしているのですが(^^;



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