sakaikの日々雑感~日常編

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データベースシステムいろいろ

 たくさんの RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)がある中で、様々な経緯や相性などによって、みんなそれぞれにお気に入りの RDBMS というのがあります。 値段が高いから悪徳商人的DBというわけでもないし、タダだからチャチというわけでもありません。

 よく見られる分類としては RDBMS自体のソースコードを一般ユーザが「目にすることができないもの」と「目にすることができるもの」があります。前者はクローズドソース、後者はオープンソースと呼ばれています。 これと対応するかのように「商用RDBMS」と「オープンソースRDBMS」という言い方がされることも多いのですが、この言葉は対応として不正確な面を持っています。OracleDB2, MS-SQL Server などは「ソースも公開しないし利用には高いお金が必要である」のは確かですが、各「非オープンソース」な RDBMS でも、Express Edition (または Express-C) と呼ばれる、無料で利用できるエディションもあるので、「商用」「有料」という切り口ではなく、あくまでもソースコード公開の有無(より正確に言えば「オープンソースの定義」に従ったオープンソースソフトウェアであるか否か」)で分類するべきでしょう。


 さて、それぞれに「お気に入り」がある RDBMS ですが、実際に様々な人と話してみると必ずしもそのソフトだけにこだわっているわけではないことがわかります。大きく括ってしまうと「みんなデータベース好き」とでも言いましょうか。 

 たとえば、いわゆる「三大オープンソースRDBMS」として知られる、MySQLPostgreSQL, FirebirdデブサミやOSCなどのオープンソースや開発ツール等のイベントでよくブース出展でご一緒させていただくのですが、来場のみなさん、よく「みんな仲悪いんでしょ?」と思っているようです(笑)。 

 オープンソースと非オープンソースの間でも、そういう印象を持たれることが多いようで、私が DB2 の勉強会である Club DB2 に参加しているというと、皆驚くのですよね。 「あれ、オープンソースじゃないじゃん?」って。 私にとっては、データベース技術に関心を持つ人たちの楽しい集まりの場である点で、全然壁なんかないんですけどね(ClubDB2の面々も、そんな「DB2ユーザではない」私を暖かく迎え入れてくれますし)。


 ということを、なんとなく文書にしてみたいなと思ったのでつらつらと書いてみました。

 なんだかんだ言っても私は、多くの一般ユーザがソフトウェアの改善にダイレクトに関わることができるわくわく感があるという点でオープンソースRDBMS (いわゆる三大オープンソースとも言われている MySQL, Firebird, PostgreSQL)に魅力を感じるんですけどね^^


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