世界選手権2009、自転車個人タイムトライアル。
この日記でも何度か書いているように、私はどちらかというとタイムトライアルは余り好きではなく、淡々と「ながら見」をすることが多いのですが、今回の世界戦の ITT は今まで見たことがないくらい興奮しました。
そうそうたる選手らが1分おきにスタートし、そのそうそうたる選手らが抜かれるシーンが次々に映し出される。圧巻だったのは、やはりカンチェラーラ。4人?5人?を次々に抜いていきましたね。
真っ先に抜かれた(ひとつ前出走だったから)ラーション。抜かれるくらい遅いのかなーという印象が強かったですがゴールしてみれば2位。 超スーパーウルトラ速い選手の前に、超速い選手が走っちゃったみたいな感じでしょうかね。
対照的なのがウィギンス。かなり後ろからスタートしたカンチェに抜かれ、その後ラーションにも抜かれ、プライドアぼろぼろ。毎度冷静で的確な解説をしてくれる栗村さんも放送で「言葉は悪いけど(抜かれてプライド傷ついてヤになってるところで)タイミングよく自転車が壊れてくれたという部分はありますね」と。まったく同感です。
そしてゴール。圧巻はゴール前数百メートルから状態を起こしてガッツポーズをするカンチェラーラ。タイムトライアルで、ゴールしていないのにあんなに手前からポーズするなんて初めて見ました。追い抜いていくシーンとかこのガッツポーズとか、ITTを見た気がしません(笑)。普通にアタックして、普通に逃げ切ってゴール、みたいな、そんな感じ。
爆裂に強かったですね。カンチェ。
あまりに強すぎると「変なことしてないといいがな。。。」などと不安になってしまう昨今の感動の仕方を覚えてしまったちょっとヒネたファンです(^^;)。
いやぁ、すごいものを見た。 ロードにも期待。
1 Fabian Cancellara (Switzerland) 0:57:55.74 2 Gustav Larsson (Sweden) +1:27.13 3 Tony Martin (Germany) +2:30.18 4 Tom Zirbel (United States Of America) +2:47.12 5 Marco Pinotti (Italy) +3:02.88 6 Janez Brajkovic (Slovenia) +3:08.49 7 Koos Moerenhout (Netherlands) +3:11.59 8 Alexandre Vinokourov (Kazakhstan) +3:20.95 9 Ignatas Konovalovas (Lithuania) +3:33.88 10 Bert Grabsch (Germany) +3:37.39
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