- 作者: 松竹株式会社
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2008/08/07
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
敢えて紹介するほどでもないかもしれないけれども、一応「読んだ記録」として本日記に書いているので。
先日受験してきた(http://d.hatena.ne.jp/sakaik/20081124/kabuken)歌舞伎検定のお勉強のための本です。以前は毎月のように歌舞伎座に見に行っていた私も、ここ5,6年ほどほとんど見に行っていません。でも生で舞台を見たときのあのわくわく感はまだ心に残っています(^^)。
本書では歌舞伎の歴史や基礎知識、そして演目についての説明がまとまっています。歴史の話はいくつか知らないこともあったので読み物として へぇ と思える面白さがあったし、基礎知識はそういえばそんな名前だったかなぁなどと思い出すのが面白く。
演目については見たものはわかるけど見ていないものはまったく知らないので、この機会に結構真剣に読みました。たとえば菅原伝授はいきなり車引から先しか見ていない(車引、賀の祝、寺子屋のみ)ので、なんで三兄弟は車を止めたのか、なんで桜丸は腹を切らねばならなかったのか今ひとつ判っていなかったのが、筆法伝授や道明寺のストーリーを読んでようやく納得したとか。
逆によく知っている演目の説明を読むと、あまりに説明を省きすぎていて「おいおい、それでいいのか!?」と思うところもまたおかし(三人吉三とか)。
まぁ全体として(受験という目標があったからでもありますが)楽しく読めました。もうちょっとちゃんと演目を知りたいなら、演目辞典(そんな名前じゃなかったかな、、ちょっと大きめの本)を読んだほうがよさそうですね。
.