総合を決めるITTとなりましたね。 今マイヨ・ジョーヌを着ているサストレと、(2位のフランクは置いておいて)、3位のコール、4位のエバンス、5位のメンショフあたりが表彰台候補。
そしてその裏番組(?)としては、マイヨ・ブラン争いも白熱。 いま着ているアンディ・シュレックと1分58差のクルイジガー。
私の中の本命としては「エバンスが大逆転でマイヨ・ジョーヌ」というシナリオがあったわけですが、意外とメンショフも速くて、総合を狙うどころかメンショフに抜かれるのではないか?という心配まで出てきてハラハラしました。
一方でコールも意外と良いペースで、最初の計測地点ではエバンスよりも速いという状態。 エバンスは総合を狙うどころか、上には追いつけないし下には追い抜かれるという可能性すら出てきてもうなにがなんだか。 まぁエバンスとコールの経験の差は歴然としているので、コールは飛ばしすぎているだけだろうと推測してはいましたけど、それでも心配していましたね。
サストレも「マイヨ・ジョーヌ・マジック」なのか、思っていたよりも遅くない(というか十分速い!)走りで、結局エバンスに差を詰められることなく無事ゴール。マイヨ・ジョーヌを守りました。サストレというといつも力強い献身的なアシストが印象に残っていますが、そのサストレがついに黄色ジャージを最終的に手に入れたというのは、嬉しいものです。
エバンスのゴール前1kmの「すべての自分の願いを込めているかのような」表情と、ゴール前100mくらいからのサストレのほっとしたような表情がとても印象的でした。
ステージはシューマッハー。今年のツールのTTを2つとも取ったことになります。軽い山でのダッシュが印象に残っているシューマッハーですがTTを走れるとなると、今後の総合への挑戦が楽しみですね。
以下ステージ1~10位。 そうそうたるメンバーが並んでいますね(^^)。
1 Schumacher (Ger) Gerolsteiner 1.03.50 (49.817 km/h) 2 Cancellara (Swi) Team CSC 0.21 3 Kirchen (Lux) Team Columbia 1.01 4 Vande Velde (USA) Team Garmin 1.05 5 Millar (GBr) Team Garmin 1.37 6 Menchov (Rus) Rabobank 1.55 7 Evans (Aus) Silence - Lotto 2.05 8 Lang (Ger) Gerolsteiner 2.19 9 Kohl (Aut) Gerolsteiner 2.21 10 Hincapie (USA) Team Columbia 2.28
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